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一から学ぶ、認知症

認知症患者に自動車運転をやめさせる有効な方法

運転をやめると認知症が進行するって本当?

 川畑信也=八千代病院 神経内科 部長

自動車運転の実例2
 78歳男性、アルツハイマー型認知症。車の運転で困っていることから相談受診となる。もともとスクールバスの運転手をしており、車の運転が好きである。数年前から車庫入れの際に車をぶつけることが多くなり、妻が車の運転を控えるよう伝えたが、そのたびに患者は、「うるさい、俺は運転に自信がある! 文句を言うならば、外出のときにはいつもタクシーを使うぞ!」と威嚇し、どうにもならない状態だった。患者の兄に相談した上で、兄が車を使うからと言って患者さんの車を借り上げた。しばらくは患者さんも納得していたが、1カ月後には兄や妻に車の返却を執拗に迫り、要求が通らないときには妻に暴力行為がみられるようになった。

 妻によると、患者さんは医師の言うことならばよく聞くとのことでしたので、「物忘れが目立つので自動車の運転は危険です。今後、医学的な見地から車の運転は禁止です。車の運転をしてはいけません。主治医(川畑信也)の厳命です」との内容で診断書を作成しました。この患者さんはこれで車の運転をしなくなりました。


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