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夏に向けて、ラクに痩せる!

夏、暑がりな男は「20分入浴」で痩せる!

【生活習慣編】男の「隠れ冷え」が痩せにくい原因になっていた 

 宮本恵理子=フリーエディター

便利な生活で体温調節の機能が衰えている

 「隠れ冷えが増えている理由の一つは、生活環境が便利で快適になった結果、人の体に備わる体温調節機能が低下したことにある」と川嶋教授は分析する。暑さに自力で対応できないため、食事で胃腸を冷やそうとする行動に拍車がかかる。

 「現代人は、冷房や冷たい飲み物などで体は頻繁に冷せる環境にあります。にもかかわらず、屋外では猛暑にさらされるため、急激な温度の変化に体がついていけなくなる。また、運動によって汗をかく機会も少なくなったことで、発汗による体温調節の機能も鈍りがちです。結果、少しでも暑いと感じると、すぐにまた体を冷めたいもので冷やそうとする。この繰り返しが、隠れ冷えを生む一因です」(川嶋教授)

 ではなぜ、胃腸の「冷え」がダイエットの大敵なのか。その理由は、体の中の“巡り”が悪くなることにある。

 「体が冷えると、血管が収縮し、血液の循環が悪くなる。特に腸の冷えは、蠕動運動や消化吸収の低下を招きます。すると、代謝に必要な栄養や酸素が全身に行き届かなくなり、エネルギーとして使われるべき脂肪も燃えにくくなる。つまり、隠れ冷えの人は、やせにくい体質だともいえるのです」(川嶋教授)。体の隅々まで血液の循環を良くすることがダイエット効果を高めることは、第1回(お腹引き締め新ルール、「5秒」で息を吐き切り体を動かす!)でもご紹介した通りである。

 さらに、川嶋教授が強調するのが、全身の代謝にとって不可欠な「酵素」の働きへの影響だ。

 「人間の体内では数千の酵素が働いており、食物の消化、エネルギー産出、不要となった老廃物の排出などを行っている。人の体の中にある酵素は37~40度くらいで最も働くといわれていますが、隠れ冷えを改善しないと、酵素の活性を高めて効率よく痩せる体に変えられないのです」(川嶋教授)

体を温めれば痩せやすくなる

 そこで、日常生活の中で手っとり早く隠れ冷えを解消し、お腹の脂肪も楽に減らせる方法として、川嶋教授が薦めるのが「夏こそ湯船」の入浴法だ。そう、毎日「湯船」にしっかり浸かる。特に男性は短時間のシャワーを好む人も多いが、これでは体の「深部」まで温められない。つまり、体を温めて痩せやすくなる機会をみすみす逃しているという訳だ。

 また、湯船にしっかり浸かることで同時に期待できるのが、細胞内に出現するタンパク質であるHSP(ヒートショックプロテイン)の活性化。「HSPは傷ついた細胞を修復し、代謝機能を上げて、疲労回復や老化予防にもつながる。HSPは42度で5分間の入浴より、40度で20分間の入浴でより出現したという報告もある。その効果を期待するならば、40度の湯に20分は浸かることを習慣にしましょう」(川嶋教授)

「40℃、20分」の入浴でヒートショックプロテインの発現が有意に増加
男性の健常者11人(平均年齢43.8歳)が参加した実験。入浴による熱ショックたんぱく(HSP70)の発現について、「40度、20分」「42度、5分」の入浴方法の違いで比較した。結果、「40度、20分」は「42度、5分」に比べて、入浴2日後にHSP70が有意に増加した。さらに、免疫力の指標となる「NK(ナチュラルキラー)活性」や「中性脂肪」の値も有意に低下した。愛知医科大学医学部とツムラライフサイエンスの共同研究。(出典:ツムラライフサイエンス)
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