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私の「カラダ資本論」

米スタンフォード留学時代のケガから得た教訓【フィリップス・ジャパン 堤社長】

第2回 休日は仕事を離れ、「楽しみながらの運動」でリフレッシュ

 堤浩幸=フィリップス・ジャパン

気分転換のランニングのはずが、半月板を損傷

 ただ、過度な無理はしないように心がけています。というのも、40代前半に米スタンフォード大学のエグゼクティブプログラムに留学した時、右膝の半月板を損傷してしまったんです。

 短期集中で修了するプログラムを受講したため、留学中は1日12時間、時には15時間も勉強する生活を送っていました。そうすると、次第にストレスがたまってくるんです。そんな学生のために、任意で参加できるヘルスサポートプログラムも用意されていました。早朝にウォーキング、ランニング、あるいはウォーキングとランニングの両方を組み合わせたプログラムがあったのですが、私はランニングに参加。約4カ月間、毎朝10km以上、走っていました。

 勉強ばかりの生活では、心身ともにモヤモヤとした疲労感がありましたが、ランニングを始めると、その疲労感がスッキリするようになりました。ランニングはリフレッシュが目的でしたが、次第に勉強と同じように懸命に打ち込むようになりました。

 そうしたら、右膝を痛めてしまった。これがもう、激痛なんです。膝を伸ばすことも曲げることもできなくなって。幸い、手術には至らなかったものの、治療を受けることになりました。膝関節に注射をするのですが、この注射も飛び上がりそうになるほど痛いんですよ。それを週に1回、計4回ほど受けました。これには参りましたね。

 半月板を痛めるまでは、毎日走り込んでいたからか、日本にいた頃より食べる量は増えていたのに、体重がずいぶん減りました。プログラムが修了して帰国する頃には、8kgほど落ちていたでしょうか。見た目にも痩せたのが分かりました。その時は引き締まったという感じではなく、あまり健康的な痩せ方ではなかったと思います。

 膝の状態は今ではすっかり回復して、ジョギングも問題なくできます。ただ、無理をすると多少の違和感を覚えることがあるので気をつけています。心身の健康のためのジョギングやランニングも、限度を超えると、ケガにつながり逆効果になってしまう。そのことを身をもって学んでからは、そこまで追い込むようなやり方は控えるようになりました。

 週末の運動は楽しくリフレッシュして、また新たな気持ちで1週間を始める。そのモチベーションを高めるために欠かせない習慣になっていますね。

40代前半に米スタンフォード大学のエグゼクティブプログラムに留学した。
40代前半に米スタンフォード大学のエグゼクティブプログラムに留学した。

(談話まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

堤浩幸(つつみ ひろゆき)さん
フィリップス・ジャパン社長
堤浩幸(つつみ ひろゆき)さん 1962年山梨県生まれ。85年慶應義塾大学理工学部卒業後、NEC入社。2004年にシスコシステムズに転じ、2006年同社取締役就任。2007年米国スタンフォード大学ビジネススクールエグゼクティブプログラム修了。2009年シスコシステムズインク バイスプレジデント就任。2015年サムスン電子ジャパンに入社、CEO(最高経営責任者)就任。2016年フィリップス・ジャパン入社。2017年から現職。

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