ボクシングで筋力アップ、激務こなせる体に【柿安本店 赤塚社長】
第2回 ミットでパーンと鳴るパンチで病みつき
赤塚保正=柿安本店代表取締役社長
仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。柿安本店の赤塚社長の第2回目は、趣味のボクシングについてお聞きしました。
ボクシングを始めて1年半くらいになります。格闘技の経験なんてまるでなかったし、ましてや興味もなかったのですが、すっかりはまってしまいました。今では真っ赤なマイ・グローブまで用意してしまったほどです。「ボクシングをやってみよう」と思ったのは、スポーツジム仲間から、格闘家の大山峻護先生を紹介してもらったことがきっかけです。
肩を上から押さえつけられた状態からスクワット
月に2、3回、先生に私が通っているジムまで来てもらい、プライベートレッスンを受けています。トレーニングは1回につき40分くらい。案外、時間が短いなと思われるかもしれません。でも、それ以上はとてもではないが、体が持たない。それくらいなかなかハードなのです。
まず、先生が来る20分くらい前にはジムに行き、ウォーキングをして少し汗が流れるくらいまで体を温めます。準備をしておかないと、いざ先生から指導を受けるときに体が動かないからです。
いきなりミットを打つことはしません。最初はスクワットから。これがとにかくきつい。腰を落とすとお尻の位置が下がってしまう人が多いのですが、これでは駄目で、お尻と両膝が平行になっていないといけない。足の裏も軽く浮かせます。この姿勢を取るために太ももで踏ん張るのがキツいんですよ(笑)。
この状態から脚を伸ばす動きも大変です。格闘家である先生に肩を上から押さえつけられた状態で、立ち上がらないといけないのですから。このような負荷の高いスクワットを30回ほど繰り返します。