死の恐怖に打ち勝ちアフリカ最高峰に立つ【宇野康秀社長CEO】
第2回 30階以上の階段を往復し鍛えた
宇野康秀=USEN-NEXT HOLDINGS
日常的に体幹、心肺機能を鍛える方法
トライアスロンにハマっていた頃は、年間で20レースに出場していたこともありますが、今は2カ月に1度程度のペースで、トライアスロンやトレイルランなどのレースにエントリーしています。トレイルランは山岳レースとも呼ばれる、マラソンと登山の中間のような競技ですね。何かしらのレースを決めておけば、それに向けて最低限のトレーニングはサボらずにできますから。
その中でも、短時間で効率的にできるトレーニングが、階段の上り下りです。最近は1日1回は、会社のビルの地下駐車場から13階のオフィスまで、20階相当の階段を1段飛ばしで上り下りするようにしています。階段の上り下りは脚力がつきますし、体幹や心肺機能も鍛えられます。集中してレースに出場していた頃は、30階以上ある自宅マンションの階段を、一気に上って数往復するトレーニングもしていました。
ちょっと余談になりますが、階段でのトレーニングを始めた頃、色々な階段を試してみようと、東京タワーに行ったこともありました。東京タワーは通常はエレベーターで上りますが、土日祝日は大展望台までの階段600段を上ることができるんです。ただ、階段を上っても、エレベーターで上るのと同じだけの料金を取られて、ちょっと腑に落ちませんでした(笑)。
自分がトライアスロンや登山を始めてから、その魅力を多くの人に伝えたいと思い、周囲にも「一緒にやろうよ」と声をかけて誘っています。いくら誘っても「自分はちょっと…」と及び腰の人もいますが、毎年走っている和歌山の「紀州口熊野マラソン」には、今では100人くらいの社員が参加するようになりました。マラソンはもちろん、前日の夜の宴会もまた、楽しみの一つですね。
(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)
USEN-NEXT HOLDINGS社長CEO

