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私の「カラダ資本論」

経営は苦境、トライアスロンにハマる【宇野康秀社長CEO】

第1回 完走時の達成感に救われた

 宇野康秀=USEN-NEXT HOLDINGS

 また、USENの経営が非常に厳しく、U-NEXTを分社化した時期でもあったので、仕事の大変な状況とトライアスロンを重ね合わせて考えることもありました。例えば、自転車で険しい坂道を登るのはつらいけど、耐えて懸命に登り続ければ、いつかは終わる。そんなことを経営ともリンクさせて、自分に言い聞かせて鼓舞していたところがあったように思います。

日の丸のプレッシャーに打ち勝つ

 その後もレースを重ねて、2015年にはスウェーデンで開催された「ITU世界ロングディスタンストライアスロン選手権」のエイジ部門(50-54歳男子)で日本代表に選考していただきました。

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 世界大会への出場が正式に決定し、日本の国旗が付いたネーム入りのユニフォームが届いたときは、大きな喜びと責任を感じました。世界大会では時間制限も厳しくなるので、日の丸を付けて足切りされるようなことがあってはいけない。そんなプレッシャーがありましたが、無事に完走することができました。

 世界大会は変則のロングで、スイム4km、バイク120km、ラン30kmで、総距離は154km。6月の本番前のゴールデンウィークには、4日間で800kmを自転車で走るなど集中してトレーニングしました。ただ、実際の大会で一番キツかったのは、スイムでしたね。会場となった湖の水温が14度しかなく、あまりの低温で、距離が4kmから1.5kmに短縮されたほどでした。

 「トライアスロンにハマる経営者が多いのはなぜか」という話題が出ることがありますが、私が思うには、短期間でシンプルな達成感が得られることが大きいような気がします。経営での目標を達成するには、ある程度の時間がかかります。例えば、売上で数パーセント増を目指すにしても、1年はかかる。上場という大きな目標を掲げれば、5年、10年とかかるかもしれない。そんなふうに、経営では長期間で1つの目標を追うことが多いので、達成感を得られる頻度はそれほど多くはないんですよね。一方、トライアスロンでは、大会にエントリーして、完走という目標を達成するまでの期間は、長くても半年程度です。大抵は2~3カ月のスパンで集中してトレーニングをしていくので、目標が明確に設定できて、レースで完走するたびに達成感が味わえる。自分にとっては、それが大きな魅力になっていると思います。

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

宇野康秀(うの やすひで)さん
USEN-NEXT HOLDINGS社長CEO
宇野康秀(うの やすひで)さん 1963年大阪府生まれ。明治学院大学法学部卒。88年リクルートコスモス(現コスモスイニシア)を経て、89年人材サービス会社のインテリジェンス(現パーソルキャリア)を創設。98年大阪有線放送社を創業社長の父より継承。社名を有線ブロードネットワークスに改め、ブロードバンド事業へ進出。2005年社名をUSENに変更。10年USEN代表取締役を辞任し、U-NEXTを立ち上げて社長に就任。USENから譲渡された動画配信サービス「U-NEXT」などBtoC事業を手がけ、14年12月に東証マザーズ、15年12月に東証一部へ上場を果たす。17年12月にはUSENとU-NEXTの経営を再び統合し、社長CEOに就任。

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