パラアスリート社員の採用で全社の意識を向上【あいおいニッセイ同和損保 金杉社長】
第3回 パラスポーツを全社で応援
金杉恭三=あいおいニッセイ同和損害保険
所属アスリートの活躍がやる気と元気をくれる
彼らが一生懸命仕事に取り組んで、そのうえ、仕事を終えた後に練習も頑張って、日本を代表するくらいの選手になっている。自分たちも、仕事はもちろん、それを終えた後に、体を動かす、スポーツに打ち込むなど、健康になるための活動をしようという気持ちにさせてくれているようです。私自身もそんな気持ちになりますから、本当に彼らには励まされています、やる気を出させてくれて、元気をくれるんですよ(笑)。
健常者アスリートも、女子サッカー2名に、やはり女子選手ですが2名の競泳選手が所属しています。もちろん彼女たちも、通常の業務と競技を両立させて活躍しています。また、今年の4月1日には、マラソンの川内優輝選手とプロ所属契約を結ばせてもらいました。

川内選手は自分のポリシーとして、全国各地の大会でも、できる限り毎週走りたいというんです。でも、メジャーなスポンサーが付いてしまうと、メジャー大会に絞ってほしいとか、オリンピックを目指してくださいとか、彼の活動を制限することになってしまいます。しかし私どもにとっては、全国いろんなところで走ってもらったほうがありがたいんです、走るたびに当社の名前が知られますから。川内選手は、10月6日にドーハで行われる世界陸上のマラソンに出場します。私も応援に行く予定にしていています。
会社としてはこういった活動、つまりアスリートを応援することで一般の人が健康を考えるきっかけにしてもらい、私自身もできるだけ運動を続けることで健全な体をいつまでも保っていきたいですね。

(まとめ:松尾直俊=フィットネスライター/インタビュー写真:村田わかな)
私の「カラダ資本論」【あいおいニッセイ同和損害保険 金杉社長】
第1回 仕事中の「早足歩き」で運動不足を解消第2回 2つの「運動会」で健康意識を高める
第3回 パラアスリート社員の採用で全社の意識を向上
あいおいニッセイ同和損害保険代表取締役社長
