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私の「カラダ資本論」

パラアスリート社員の採用で全社の意識を向上【あいおいニッセイ同和損保 金杉社長】

第3回 パラスポーツを全社で応援

 金杉恭三=あいおいニッセイ同和損害保険

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、自動車事故から自然災害、そしてけがなどの損害保険を提供する、あいおいニッセイ同和損害保険の金杉恭三社長にお話を伺ってきた。最終回は、同社が力を入れているアスリートに対しての支援について聞いた。アスリートを支援することで、一般社員へも思わぬ良い副産物が出たというが、どんなことなのだろうか。

パラスポーツの観戦者の少なさに驚き、応援を開始

 弊社がアスリート、特にパラスポーツの支援を始めたのは2006年からです。車いすバスケットボール日本代表の公式スポンサーとなったのが最初です。その後、2014年から日本障がい者スポーツ協会のオフィシャルパートナーとなって本格的にスポーツ振興、特にパラスポーツ支援に重点を置いて取り組んできています。

 その頃に私もある陸上競技場に社員や代理店、お取引先のみなさんに声をかけて、100人以上で応援に行ったんです。しかし、応援に来ているのは選手のご家族や関係者だけ。観客席はガランとしていて寂しいものなんですよ。それを目の当たりにして、「こりゃいかん!」と。パラの大会にしても、北海道から沖縄まで全国で大会があるんですから、弊社はお金の面でスポンサードするだけでなく、各地の支店や拠点を中心に声をかけて、みんなで応援に行こうという取り組みを始めたんです。

 現在は全国で開催される、約20の大会を応援観戦に設定していまして、社員や代理店、お取引先のみなさんに声をかけて応援に駆けつけたり、大会運営ボランティアとして参加したりするなどの活動を行っています。パラ選手の活躍をはじめとして、スポーツの魅力を「観て」「感じて」「考える」ことをスローガンに、社員が代理店、お取引先のみなさんと一体となって盛り上げて行きたいと思っています。

業務と競技を両立させて結果を出すパラアスリート社員たち

 全国でパラスポーツの応援をしながらアスリートの皆さんと接する中で、生活・仕事と競技を両立させることが大変だというお話を多く聞くようになりました。そこで当社は積極的にパラスポーツを中心としたアスリート雇用を始めました。現在、車いすバスケットボールから水泳、陸上にサッカー、それに卓球と柔道の14名のパラアスリート、4名の健常者アスリートがいます。

 弊社のパラアスリート社員は、日中は普通に仕事をしてから練習に行きます。そして土日は競技会場で試合です。忙しくしている彼らを見ていると、「早く仕事を切り上げて、練習に集中してくれてもいいのに」と思うことがあります。でも、話を聞いてみると「競技を引退してからも仕事を続けたいから、目の前の仕事も一生懸命にやるんです」と言うんです。そして試合になると、一緒に仕事に取り組む仲間のまた違う姿を見ることになるんです。そういった活動が、仕事場での絆を強くする、仲間意識を高めるといった、良い影響を生んでいると思っています。思わぬ副産物ですね。

 幸い弊社は全国に支店や拠点があります。ですから、選手が住んでいる地域を離れたくない、あるいは離れられない事情があってもパラスポーツを続けたいという選手の意向を尊重することができています。

パラ陸上(やり投げ)白砂匠庸選手(2018ジャパンパラ陸上競技大会/2018年7月)
車いすバスケットボール秋田啓選手(2017北九州チャンピオンズカップ国際車いすバスケットボール大会/2017年11月)

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