日経グッデイ

私の「カラダ資本論」

睡眠不足は認知症を招く?【エステー鈴木社長】

第3回 アロマオイルと〇〇の動画で毎晩ぐっすり

 鈴木貴子=エステー取締役兼代表執行役社長(COO)

 仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム、エステー鈴木社長の第3回目のテーマは「睡眠」。疲労回復と認知症予防のため、鈴木社長はよい眠りにとことんこだわります。

アロイオイルでぐっすり快眠&認知症予防

アロマには認知症予防の効果も。
[画像のクリックで拡大表示]

 社長になってから以前より眠りが浅くなり、睡眠時間も短くなりました。それでも疲れを溜め込まないように、良質な睡眠をとることを心掛けています。

 そこで最近は、毎日の生活にアロマオイルを取り入れています。例えば、寝る前には、ブレンドしたアロマオイルをアロマストーンに数滴垂らして、枕元に置き、寝室にいい香りを漂わせているのですが、ぐっすり眠れて疲れがとれるような気がします。

 アロマオイルは、疲労回復だけでなく、認知症予防にも有効なのだそうです。

 アルツハイマー型認知症を発症すると、脳の記憶に関わる海馬と呼ばれる部分が萎縮していくという話は聞いたことがありましたが、鳥取大学医学部教授で日本認知症予防学会の理事長も務める浦上克哉先生の研究によれば、 それ以前の段階で、海馬に直接つながっている嗅神経の機能が衰えてくるのだとか。そして、アロマには嗅神経のダメージを軽減・修復する効果が期待できるのだそうです。浦上先生は、嗅神経を活性化して回復させるためには、昼にローズマリー・カンファーとレモンのブレンド、夜に真正ラベンダーとスイートオレンジのブレンドのアロマの香りをかぐことを薦めています。

就寝時には欠かせないアロマオイル
[画像のクリックで拡大表示]

 また、短い睡眠、浅い睡眠により、アミロイドβというアルツハイマー型認知症の原因物質と疑われるたんぱく質が蓄積されやすくなるとも言われています。つまり、質の良い睡眠をたっぷりとらないと、アルツハイマー型認知症のリスクを高めてしまうわけです。

 その点、真正ラベンダーとスイートオレンジは嗅神経を刺激するだけでなく、良質な眠りに導くオイルとして知られています。何よりいい香りなので、私もとても気に入っています。毎日続けても全く苦になりません。

 アロマオイル以外にもう1つ、習慣になっていることがあります。それは…。

わんこ動画はとびきりの癒し

 それは、可愛らしいわんこの動画を観ることです。私は大の犬好きなのですが、今の住まいではペットを飼えないので、YouTubeなどの動画でベッドに入ってからしばらくバーチャルペット遊びをしています。ご主人に叱られてしゅんとしているところなど、たまらなく可愛くて、ついつい次から次へと観てしまいます。

 アロマの香りに包まれながら、犬の動画を観ている就寝前のひとときはまさに至福。気づくと、自然と笑顔になっているのが分かります。これには特別な理論はありませんが、きっと癒されているのでしょうね。いつも清々しい朝を迎えられています。

商品を陳列した本社ビルの1階ロビーで。ここにもアロマの香りを漂わせています。
[画像のクリックで拡大表示]


(まとめ:荻島央江=フリーライター/インタビュー写真:鈴木愛子)

■鈴木社長のカラダ資本論
第1回 体脂肪率17%、毎週60kgのバーベルを挙げる女性社長
第2回 冷え&アトピー対策、多少のルール違反こそ長続きの秘訣

鈴木貴子(すずきたかこ)さん
エステー取締役兼代表執行役社長(COO)
鈴木貴子(すずきたかこ)さん 1962年東京都生まれ。84年上智大学外国語学部卒業後、日産自動車に入社。LVJ(ルイ・ヴィトン・ジャパン)グループを経て、2010年エステーに入社。13年4月から現職