体脂肪率17%、毎週60kgのバーベルを挙げる女性社長【エステー鈴木社長】
第1回 筋肉質な組織にはスリムな社長が似合う
鈴木貴子=エステー取締役兼代表執行役社長(COO)
仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム、今月はエステーの鈴木貴子社長にご登場いただく。週2、3回はスポーツジムに通い、筋力トレーニングやピラティスに励む。体脂肪率17%という筋肉質でスリムな女性社長だ。
歯ブラシを握ると反射的にスクワット
2013年4月に社長を拝命してから、ジムで筋力トレーニングに励んでいます。きっかけは、電車から車での通勤に変わったことです。車を使った移動が中心になると、駅まで歩くこともなくなり、圧倒的に運動量が減ってしまう。これはまずいなと思いました。加えて、全社に向け「筋肉質でスリムな組織にしよう」と訴えているにもかかわらず、自分自身がブクブクしていては、説得力に欠けると思ったからです。
今はバーベルやダンベルなどの器具を使ったフリーウエイトというトレーニングが中心です。加圧トレーニングに取り組んでいた時期もあったのですが、私の場合はあまり結果が出なかったのと、楽しくなかった。インストラクターから「つまらなそうですね」と言われて、すっぱりやめました(笑)。
筋トレは楽しいですよ。成果が目に見えますからね。今は総重量60kgのバーベルを持って、軽々スクワットができるようになりました。60kgというのは、肩に載せるとしなっているのが分かるくらいの重さです。
30kgくらいからスタートし、徐々に重さを増やしていって1年くらいでここまで挙げるようになりました。ただどこまで持ち上げられるかの限界を追求するのではなく、より負荷をかけるトレーニングを心掛けています。スクワットをするときに、じわじわ下がって1回止まり、ゆっくり上がる。これが結構きついですね。
インストラクターいわく「スクワットは究極の筋トレ。これさえやれば、あとは何もしなくてもいい」そうです。そこで朝晩歯みがきをしながら1日100回スクワットをしているという友人のまねをして、私も始めました。最初は50回がやっとでしたが、続けているうちに朝50回、夜50回が無理なくできるようになりました。今はすっかり習慣になって、歯ブラシを握ると反射的にスクワットをしてしまうくらいです(笑)。
- 次ページ
- ピラティスには所作を美しくする効果も
