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私の「カラダ資本論」

25歳でプロ宣言。それで吹っ切れた【Tリーグ 松下チェアマン】

第3回 卓球でも組織運営でも失敗引きずらない

 松下浩二=Tリーグ チェアマン

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は2018年10月に幕を開ける卓球の新リーグ「Tリーグ」のチェアマン、松下浩二さんにお話を伺っている。自身も小学校3年生で卓球を始め、トップ選手として日本国内のみならず、世界選手権での入賞や4度の五輪出場を果たした。日本初のプロ選手として、ドイツやフランスのリーグでも活躍。引退した現在はTリーグの開幕に向けて忙しい日々を送っている。各所との折衝や打ち合わせなどで、プレッシャーやストレスを感じることも多いはず。最終回では、そんな精神的な負担をどのように解消しているかについて聞いた。

 私はTリーグを通じて、トップの卓球選手がラケット1本で生活できる環境を作りたいと思っています。簡単に仕組みを説明しておくと、世界レベルにある選手が出場する「Tリーグ」を頂点に、全国リーグの「T1」、東西ブロックの「T2」、地方エリアの「T3」などとピラミッド構造になっています。年齢に関係なく参加でき、実力があればどんどん上に行けます。ドイツには1部から16部までのリーグがあり、1部と2部が「ブンデスリーガ」と呼ばれて、外国人選手も多く活躍しています。Tリーグはその仕組みを参考にしているんです。

[画像のクリックで拡大表示]

 現在のTリーグ事務局や私の重要な仕事の1つは、新リーグのイメージを伝えることです。周囲からは「確かに日本の卓球界は強くなっているけど、経営として成り立つの?」「スポンサーは集まるの?」などという疑問を投げかけられます。私自身は選手としてドイツやフランスの卓球リーグを経験しているので、どんな雰囲気で試合をしているとか、どういう仕組みで成り立っているのか、そしてどんな人たちが関わっているのかということが分かっています。

 しかし日本人の多くはイメージを抱くのが難しいのでしょう。当初は「これくらいの集客が見込めます」「これくらいの金額で開催して運営できます」と説明しても、“できない理由”ばかりを持ち出されて、なかなか理解してもらえないことが多かったですね。

 その過程では、ストレスやプレッシャーを感じることがあります。もしかしたら、普通の人だと倒れるんじゃないかな、と思うことだってありますね(笑)。ただうまくいかないのであれば、まずは問題解決を第一に考えて、悩まないようにしています。

 その点は卓球の試合と一緒ですよね。勝てなければ、やっぱり相手の方が頑張ったな、強かったんだなと、それを受け入れ、納得しないといけません。でも、そこで終わってしまうのではなく、次にどうしたら成功するのか、勝てるのかということを一番に考えて行動する必要があります。

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