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私の「カラダ資本論」

ホテルマンとして学んだホスピタリティの本質【東京個別指導学院 齋藤社長】

第3回 社員の笑顔と健康は大切な経営資源

 齋藤勝己=東京個別指導学院

健康診断を全社員に徹底

 東京個別指導学院のトップとなってからは、働く人の健康と笑顔は、大切な経営資源だと考えています。当社で働く一人ひとりが健康的で、生き生きとした笑顔で人との関わりを大切にしていくことが、当社の価値につながります。このことは、社内でもよく話していて、健康をマネジメントすることも仕事の1つだと伝えています。健康診断を全社員が受けることを徹底しているのもそのためです。

 当社では、職種によって勤務体系が異なります。例えば、本社の管理業務であれば、一般的な企業と同じような勤務時間ですが、コールセンター業務はシフト制になります。一方、個別指導教室では夜の9時20分まで授業があるので、勤務が終わるのは10時頃になります。私自身も教室で勤務をしていたことがありますが、夕食や就寝の時間が遅くなるなど、生活が不規則になりがちでした。ですので、健康状態を正しく把握できるよう、健康診断とストレスチェックを実施し、結果に基づき産業医の面談を実施しています。

コロナ禍で笑顔の力を再認識

 コロナ禍となってからは、生徒や従業員の健康と安全安心を最優先に考え、感染拡大防止に努めてきました。緊急事態宣言が発令された際は休校とし、解除後は教室の消毒の徹底、講師のマスクやフェースシールドの着用、席と席の間隔を空けるソーシャルディスタンシングの対策を行っています。

 授業を再開した6月、生徒や講師の様子が気になって、私も教室を訪れてみたのですが、その時にあらためて気づいたことがありました。それは、笑顔のまぶしさです。

 コロナ禍となる以前、講師にとっては、生徒が教室に来てくれるのが当たり前の日常でした。でも、その日常が当たり前のことではなかったことが分かり、生徒が教室に来てくれること、生徒の笑顔が見られることがうれしくて、自然に笑みがこぼれているんですね。

 生徒にしても、以前は保護者に言われて塾に通っていたかもしれませんが、通えない時期があってみると、教室で勉強できること、先生に会えることがうれしかったようですね。教室に入ってきて、講師と目を合わせた瞬間に、パッと笑顔になっていました。

 そんな笑顔をたくさん見ることができて、私自身も笑顔になり、とても力をもらいました。先の予測ができない困難な時代にあっても、笑顔あふれる人の未来、社会の未来の実現に貢献したい。そのためには、今後もホスピタリティを大切に、事業も健康もマネジメントしていきたいと思っています。

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

私の「カラダ資本論」【東京個別指導学院 齋藤社長】

第1回 居合の動きで集中力と活力を高める
第2回「セルフトーク」でストレスと上手に付き合う
第3回 ホテルマンとして学んだホスピタリティの本質
齋藤勝己(さいとう かつき)さん
東京個別指導学院代表取締役社長
齋藤勝己(さいとう かつき)さん 1964年埼玉県生まれ。87年中央大学経済学部卒業後、富士屋ホテル入社。98年日本教育研究会(現東京個別指導学院)入社。教室長、営業本部長などを経て、2014年から現職。小中高生を対象とする個別指導塾を直営で261教室展開(2020年7月現在)。3万5000人の生徒が通い、講師は大学生を中心に1万1000人を超える。経済同友会会員、日本ホスピタリティ推進協会理事兼教育産業委員長。

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