筋トレや食事制限の習慣化のコツは「トリガー」を作ること【ビズリーチ・南社長】
第1回 レースという「非日常」を日常に生かす
南 壮一郎=ビズリーチ社長
仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日頃からの健康管理が欠かせない。一流人が実践する健康マネジメント術について紹介する本コラム、今回は転職サイトなどを運営するビズリーチの南壮一郎社長にご登場いただく。社長として週100時間以上働く生活をしながらも、年に1回はトライアスロンのレースに出場するという南社長。多忙を極める中であえてレースに挑むのには深い理由があった。
年に1回はトライアスロンのレースに出場。そのワケは?
7年ほど前から1年に1度、トライアスロンのレースに出場しています。中学から大学までサッカー部に所属するなど、習慣的にスポーツをしてきたものの、起業して多忙を極めるようになると、運動をする機会も減ってきました。そこで、レース出場という目標を掲げて、必然的にトレーニングをする状況を作ったのです。
参加するレースは、その時々のスケジュールや友人の誘いなどによって決めています。これまで「銚子マリーナ トライアスロン大会」「石垣島トライアスロン」などに参加してきました。今年は秋の大会にエントリーしているので、そろそろトレーニングを始めたいと思っています。トライアスロンの大会はさまざまな地域で開催されているので、旅行気分が味わえるのもいいですね。
トレーニングはレースの4~6カ月前にスタートします。スポーツジムでの筋トレなどで成果が出て、体が引き締まってくると、さらに意欲が高まってきます。体重を落とすために、食べるものに気をつけたり、量を控えたり。早朝に走るために、早めの就寝を心がけたり…。レースという「非日常」を日常に取り入れることで、それを中心とした生活リズムができてきます。
食事は社内のランチ会でコントロール
普段の食事は1日2回。朝食は食べません。私はどうも、食べた後は眠くなりがちなので、それを避けるために、朝食抜きが習慣化しています。夜はどうしても会食が多くなるので、自分でコントロールするのは難しい。そのため昼食で、食べるものや量を調整するようにしています。
昼食は社内で打ち合わせを兼ねてとったり、社員と一緒にとったりすることがほとんどです。1週間に1度の役員ランチのほか、社員のバースデーランチもあります。今は約700人の従業員がいるので、その月ごとに2~3チームに分かれて開催しています。各部門で結果を出した社員とのMVPランチ、新入社員や中途採用者とのウェルカムランチなどもあるので、必然的に回数も多くなるんですね。社員との食事なら、ごはんなどの炭水化物を抜いて、惣菜だけを食べるといったこともしやすいです。
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