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私の「カラダ資本論」

居合の動きで集中力と活力を高める【東京個別指導学院 齋藤社長】

第1回 仕事も健康マネジメントも「ホスピタリティ」が軸

 齋藤勝己=東京個別指導学院

非日常を体感する居合と水泳

 運動は、10代の頃に居合の手ほどきを受けたことがあり、週末に木刀を振ることがあります。本格的に習ったわけではありませんが、居合の姿勢や呼吸の整え方、「静中動あり」といった身のこなし方は、体と心のバランスを整えてくれます。

 木刀を振り、スッと静止する動きを繰り返していると、集中力が高まり、エネルギーに満ちてくる実感があります。非日常のアクセントにもなっていますね。

 いつもとは違う「非日常」を体感するのを目的に、プールで泳ぐこともあります。最近は残念ながらあまりできていませんが、水の中をゆっくりと泳ぐとリラックスできますね。私たちは陸で生活していますが、水の中を泳いでいると、魚になったような気持ちになって、普段何気なくしている「陸を歩く」ということは、当たり前のことではないんだなと気づかされます。

「歩く」ことがアイデアの源泉に

 日常では、歩くことが大好きです。運動のためにというわけではなく、「歩く」ということ自体が好きなんですね。また、いい景色を見ながら歩くことを楽しむ人も多いと思いますが、私の場合は、景色がいいかどうかは気にしません。

 歩く時にはメモ用紙とペンを、必ずパンツのポケットに入れています。歩いているときは思考がよく回って、いいアイデアが浮かびます。仕事中に考え事をしたい時にも、オフィスを離れて、ビルの周辺を歩きます。東京個別指導学院の本社は新宿にありますが、時には3km近く離れた四谷のあたりまで歩くこともあります。そんな感じで、仕事中にもよく歩くので、1日の歩数は1万歩にはなりますね。

 休日の朝は、10kmほど歩きます。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令され、ステイホームとなった期間はなかなか歩けなかったものの、解除されてからはいつも以上によく歩きました。1日2万歩くらい歩いていたかもしれません。運動不足の時には、神社の階段の上り下りもしています。

 ただ「歩く」ことはそれほど負荷がかからないので、自分の体に対するホスピリティにも優れています。考え事をしたり、アイデアを創出したりするために歩くことが、結果としていい運動になり、健康にもつながっている。そんなふうに感じています。

10代のころに手ほどきを受けた居合は、体と心のバランスを整えてくれるという。

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

私の「カラダ資本論」【東京個別指導学院 齋藤社長】

第1回 居合の動きで集中力と活力を高める
第2回「セルフトーク」でストレスと上手に付き合う
第3回 ホテルマンとして学んだホスピタリティの本質
齋藤勝己(さいとう かつき)さん
東京個別指導学院代表取締役社長
齋藤勝己(さいとう かつき)さん 1964年埼玉県生まれ。87年中央大学経済学部卒業後、富士屋ホテル入社。98年日本教育研究会(現東京個別指導学院)入社。教室長、営業本部長などを経て、2014年から現職。小中高生を対象とする個別指導塾を直営で261教室展開(2020年7月現在)。3万5000人の生徒が通い、講師は大学生を中心に1万1000人を超える。経済同友会会員、日本ホスピタリティ推進協会理事兼教育産業委員長。

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