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私の「カラダ資本論」

社内での声かけと、笑顔が健康意識を高める【サッポロビール高島社長】

第3回 勤務間インターバルとテレワークも社員が活用

 高島英也=サッポロビール

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月はサッポロビール代表取締役社長の高島英也さんにお話を伺ってきた。最終回は、高島さんの健康に対する意識と、それが社内全体に与えた影響、会社としての健康増進に対する取り組みについてお聞きした。

「元気ですか」の声かけで、社内を元気にする

 先ほど声出しの話をしましたが、社内で見知った顔の社員と出会うと「元気ですか」と声がけするようにしています。これは最初に言った、「健康、安全第一。仕事はその次」という私のモットーを徹底してもらいたいという思いからです。ただ、最近は社員のほうから、「社長、元気ですか」と声をかけられるようになっちゃって、「ああ、先に言われちゃったよ」と(笑)。でも、みんなが健康に対する意識を高めてきていることは良いことだと思っています。

 話はまた前後しますが、先ほど言った腸内環境に関しては、夜、家で毎日、黒ラベルを笑いながら飲んでいます(笑)。笑顔は、真剣に研究されている方がいて、作り笑いでも健康に良いということらしいです。恋愛しているときに出る脳内ホルモン、βエンドルフィンが分泌されるというんです。いかに笑うことが大事かということです。こういうのも、腸内細菌に良い影響を与えるんだと思います。腸管細胞から脳まで情報伝達され、場合によっては腸内微生物に信号を送り、潜在的に持っていた遺伝子を発動させて、脳に良い刺激を与える物質を作っているという説もあるんです。

勤務間インターバルとテレワークで、社員の体力負担を軽減

 会社として、社員全員の健康づくりに対する取り組みも行っています。今はほぼ100%社員がスマートフォンを持っていますから、それにアプリをダウンロードしてもらって、歩数や体重の変化などをチームごとに競争しているグループがいます。これも健康増進意識が高まっているんだなと思っています。それに、まだ社内には喫煙者がいるのですが、禁煙したいと考えている人に対しては、応援するプログラムやサポートを実施しています。

 加えて、仕事の仕方に関しても、体の負担にならないような方法を打ち出すようにしました。お酒を扱っている会社ですから、部署によっては飲酒を伴う仕事で帰宅が遅くなることがあります。その場合、次の日の朝はしっかり休息を取り、10時間空けて出社するという、勤務間インターバルというものを実施しています。また、これは自由選択ですが、場合によっては、集中できる環境であれば、どこで仕事をしてもよいというテレワーク制度も導入しています。

 これらは会社に頑張って出てくる必要はないので、できるだけ十分な休養を取ってもらおうということなんです。健康でなければいい仕事はできませんから。勤務間インターバルとテレワーク制度は、体の負担軽減になっていると思います。

 ほかにも、男女を問わず、育児を頑張っている社員やご両親の介護が必要な人についても、この制度を活用してもらっています。先日は青森でお父様が入院したので、その病室でテレワークしているという女性社員もいました。その話を耳にしたときには、ああ、有効に使ってくれているなと思いました。

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