ゴルフは歩いてラウンドする根っからのアスリート【川淵三郎さん=日本サッカー協会最高顧問】
第1回 年間50回ラウンド、ゴルフは「人を気遣い」「頭を使う」スポーツ
野地秩嘉=ノンフィクション作家
「アウトが38、インが37の75でした。公式競技ではなく、プライベートです。同伴者は大仁邦彌さん(現、日本サッカー協会会長)ご夫妻とうちの娘(英子)でした。そもそもは、大仁さんの奥さんを指導するためのラウンドだったから、教えながらやっていたのです。他人にレッスンして回るというのは、自分でもショットやパットを気を付けることにもなる。しかも、常に同伴者のプレーを注視していますから、自分自身は余計なことを考えずにプレーに専念できる。その上、その日は調子が良かったから、うまくエージシュートを達成できたのかもしれません」
写真はその時のスコアカードだ。見えづらいかもしれないが、よく見ると、アウトでバーディ1、ボギー1、ダブルボギー1。あとはすべてパーでまとめられている。ちなみにインではボギーが1個だけ。立派なスコアである。
次回は、『「シェー」のポーズで腰の衰えを防ぐ』をお届けします(7月2日公開予定)。ぜひ、ご覧ください。
(写真協力:日刊ゲンダイ/取材・撮影協力:ヌーヴェルゴルフ倶楽部、千葉夷隅ゴルフクラブ)
『日刊ゲンダイ』で川淵三郎さんが登場する「相手をスコアアップさせ、自分も上達になる方法」を毎週火曜に連載中
日本サッカー協会最高顧問、日本バスケット協会会長、首都大学東京理事長
