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私の「カラダ資本論」

「働きながら健康になる」本社オフィスを開設【イトーキ 平井社長】

第1回 「ガラス張りの社長室」で働く姿をオープンに

 平井嘉朗=イトーキ

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、オフィス家具の製造・販売をはじめとするオフィス関連事業を手掛けるイトーキの平井嘉朗社長にご登場いただく。イトーキでは、オフィス環境で社員の心身の健康をサポートし、企業の生産性や創造性の向上を図る新しい視点での働き方改革を提案し、実践している。第1回は、そんなイトーキのオフィスづくりや、本社移転を機にガラス張りにしたという社長室について伺った。

 イトーキは「明日の『働く』を、デザインする。」をミッションステートメントに掲げ、オフィスの空間づくりをサポートしています。私たちはかねてから、働き方が心身の健康に及ぼす影響は大きいと考え、「働きながら健康になる」ことをテーマに研究を続けてきました。

 その1つのソリューションとして提供しているのが、「Workcise(ワークサイズ)」です。Workciseは、「Work(仕事)」と「Exercise(運動)」を掛け合わせた造語です。1日の大半を過ごすオフィスで働きながら、心と体の健康増進を促す様々な仕掛けを提案しています。

 例えば、180cm、170cm、160cmなど身長ごとに推奨される少し広めの歩幅のラインを通路に示して、自然と大幅で歩く意識を高めたり、壁面にストレッチを行うための目印となるシールを貼ったり。また、集中力とエネルギー消費を高めるために、立ったまま仕事ができるスペースを設けたり、木材の家具や観葉植物を随所に取り入れて、ストレス緩和につなげたり。働き方を工夫することで、心身の健康と生産性の向上を実現できる。そんな空間や環境、場づくりを実践しています。

 そうしたサービスを提供している以上、私自身も含めてイトーキで働く社員は、体も心も健康で、楽しく働くことができなければいけないと思っています。お客様も元気や覇気のない人から、健康増進を促すオフィスづくりや働き方を提案されたくないですよね(笑)。

社員の健康をサポートし、自律的に働ける新本社を開設

  2018年10月には、お客様に働き方を提案していく立場として、イトーキならではのワークスタイル「XORK Style(ゾーク・スタイル)」を取り入れた新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK(イトーキ・トウキョウ・ゾーク)」を開設しました。「XORK」とは、これまでの働き方を次の次元に進化させることを表現するために、「WORK」の頭文字「W」を、アルファベット順の次に来る「X」として名付けたものです。

 新本社オフィスでは、空気、光、快適性、心など7つの観点から心身の健康をサポートする建物・室内環境評価システム「WELL Building Standard(WELL認証)™」(*1)の基準にのっとった空間を設計。また、オランダのVeldhoen(ヴェルデホーエン)社が提唱するワークスタイル戦略「Activity Based Working(ABW)」を採用しています。ABWでは集中力を要する個人ワーク、2人で行う共同ワーク、アイデアを出し合うコラボレーションワークなど10の活動に適した空間を用意し、社員がそれぞれの活動に応じて、自律的に働く場所を選びます。イトーキでは、自己裁量を高めることで、企業の生産性や創造性が向上すると考えています。

 そのほかにも様々な趣向を凝らした新本社オフィスでは、法人のお客様向けに見学を受け付けています。12月のグランドオープン時にも見学を兼ねたイベントを開催し、たくさんのお客様にお越しいただき、イトーキの大きな変革へのチャレンジをご覧いただきました。

*1 WELL Building Standard(WELL認証)™は、米国で開発された、建物内で暮らし、働く人たちの健康・快適性に焦点を当てた世界初の建物・室内環境評価システム。人にとって快適、安全、健康な建物を客観的に評価する基準として、環境工学の観点のみならず医学の見地から検証が加えられていることが大きな特徴。

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