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私の「カラダ資本論」

大事な局面では坐禅で心身を調える【ユーグレナ 出雲社長】

第3回 オープンイノベーションで人と地球を健康に

 出雲充=ユーグレナ

国連とロヒンギャ難民の食料支援を

 「人を健康にする」という夢では、第2回にお話ししたバングラデシュの小学校にユーグレナ入りのクッキーを配布する「ユーグレナGENKIプログラム」で、約1万人の子どもたちの栄養失調を改善した実績が認められて、次のチャレンジを進めています。日本企業としては初めてWFP(国際連合世界食糧計画)の事業連携パートナーに採択され、ミャンマーからバングラデシュに逃れて暮らす、ロヒンギャ族の食料支援に取り組んでいます。

 バングラデシュでは今、約100万人のロヒンギャ族が避難生活を送っています。最貧国とされるバングラデシュに逃れなければならなかった人たちは、世界で最も厳しい環境に置かれているといえるでしょう。そんなロヒンギャ族の人たちを、まずは2年間で2万人元気にしたいと思っています。それが実現できれば、次は国連や多国籍企業と組んで、80万人のロヒンギャの人たちを元気にできる。

 世界には栄養失調に苦しむ子どもたちが約8億人いるといわれています。この子どもたちに、ユーグレナの約400人の仲間の力だけでミドリムシの栄養を届けることはできません。でも、国連や多国籍企業と協力して最も厳しいバングラデシュのロヒンギャ族を元気にできたら、10億人の子どもたちの栄養失調をなくせる日は、そう遠くないはずです。この「人と地球を元気にする」という2つの夢が、私のモチベーションや活力の源泉になっています。ミドリムシは、必ず世界を救います!

私の「カラダ資本論」【ユーグレナ 出雲社長】

第1回 最も注目すべきは「歯の健康」
第2回 海外出張時は2日前から時差対策

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

出雲 充(いずも みつる)さん
ユーグレナ社長CEO(最高経営責任者)
出雲 充(いずも みつる)さん 1980年広島県生まれ。東京大学農学部卒業後、2002年東京三菱銀行入行。2005年8月ユーグレナを創業。同年12月に食料・環境問題の解決に向けて、微細藻類「ユーグレナ(和名:ミドリムシ)」の屋外大量培養に世界で初めて成功。現在は「バイオマスの5F」の考えに則り、「Food(食料)」「Fiber(繊維)」「Feed(飼料)」「Fertilizer(肥料)」「Fuel(燃料)」の5つの分野でユーグレナを活用した研究開発、事業展開を進めている。2012年中小企業基盤整備機構 Japan Venture Awards 「経済産業大臣賞」受賞、世界経済フォーラム(ダボス会議)「Young Global Leader」選出、2015年第1回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」受賞など、その企業活動は国内外で注目・評価されている。

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