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私の「カラダ資本論」

海外出張時は2日前から時差対策【ユーグレナ 出雲社長】

第2回 自分なりの「型」を持つ工夫

 出雲充=ユーグレナ

香りと音楽で心地よい眠りに

 普段の生活でも、睡眠は大切にしています。春・夏は5時間30分から6時間、秋・冬は風邪やインフルエンザ予防のために6時間から6時間30分は眠ります。就寝時には1年を通じてエアコンは使いません。それでも冬は乾燥しがちなので、寝室の湿度は少なくても50%以上、理想的には60%に保つようにしています。

 夏にエアコンを使わないのは寝苦しいのでは思われるかもしれませんが、昼間はどこへ行ってもエアコンが効いていて体が冷えるくらいですし、夕方からの自然な涼しさが好きなんです。前回にお話ししたリラックスできる香りを楽しみながら、水のせせらぎや鳥のさえずりなど自然の音を使った音楽を流していると、気持ちよく眠りにつけますね。

型通りの習慣が活力を生む

 時差対策にも普段の睡眠にもいえることですが、こうすると仕事がうまくいく、心地よくなれるといった自分なりの「型」を持つことも大事にしていることの1つです。Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、重要な意思決定にエネルギーを集中するために、仕事以外での決断はできるだけ少なくしたいという理由から、毎日同じTシャツを着ています。私もネクタイは“ミドリムシ色”のグリーンと決めていて、悩むことはありません。また、大切なお客様との会食も、いつも決まって、滋味深くおいしい野菜と鴨鍋がいただける店を選びます。

 忙しい毎日ではいつも時間に追われていて、急に意思決定を求められることもあります。それでも、ブレない型通りの習慣を持っていると気持ちに余裕が生まれ、突発的なことが起こっても慌てずに対処することができます。

バングラデシュで購入したTシャツ。自宅クローゼットの目立つところにいつも置いているという。

 冒頭で、バングラデシュを訪れたことが創業のきっかけだったとお話ししましたが、その当時の思いに立ち返り、「人と地球を健康にする」というミッションを常に心に留めるために、自宅のクローゼットの目立つところには、バングラデシュで購入したTシャツが置いてあります。仕事でどんなに疲れていても、着替えのたびにこのTシャツを目にすると、バングラデシュでの様々な出来事が走馬灯のように思い出されて、頑張ろうという前向きな気持ちになれるのです。私にとっては、モチベーションや活力の源となるお守りのようなものですね。

(「第3回」に続く)

私の「カラダ資本論」【ユーグレナ 出雲社長】

第1回 最も注目すべきは「歯の健康」

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

出雲 充(いずも みつる)さん
ユーグレナ社長CEO(最高経営責任者)
出雲 充(いずも みつる)さん 1980年広島県生まれ。東京大学農学部卒業後、2002年東京三菱銀行入行。2005年8月ユーグレナを創業。同年12月に食料・環境問題の解決に向けて、微細藻類「ユーグレナ(和名:ミドリムシ)」の屋外大量培養に世界で初めて成功。現在は「バイオマスの5F」の考えに則り、「Food(食料)」「Fiber(繊維)」「Feed(飼料)」「Fertilizer(肥料)」「Fuel(燃料)」の5つの分野でユーグレナを活用した研究開発、事業展開を進めている。2012年中小企業基盤整備機構 Japan Venture Awards 「経済産業大臣賞」受賞、世界経済フォーラム(ダボス会議)「Young Global Leader」選出、2015年第1回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」受賞など、その企業活動は国内外で注目・評価されている。

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