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私の「カラダ資本論」

食べずに働く日本に衝撃を受けた【ニコライ・バーグマン】

第1回 3食しっかり食べる健康法を実践

 ニコライ・バーグマン=ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン代表

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、フラワーボックスが人気のニコライ バーグマン フラワーズ & デザインの代表、ニコライ・バーグマン氏にご登場いただく。バーグマン氏は19歳のときに初来日し、埼玉のフラワーショップで修業を積み、フラワーアーティストへと転身。ファッションやデザインの分野で世界有数のブランドと共同デザインプロジェクトを手がけるなど、フラワーデザインの可能性を拡大し続けている。ハードワークな日本の職場環境で若い頃は無理をしてきたが、40代に突入し、健康に留意した生活に変わってきた。第1回はバーグマン氏の食生活について伺った。

 フラワーショップの仕事はハードワークです。40代の今でこそ健康に留意するようになりましたが、若い頃は修業の身なので、健康に配慮した働き方とは真逆の生活を送っていました。僕が日本で働くようになったのは19歳の頃。母国デンマークでのフラワービジネスカレッジでの試験に合格し、ライセンスを取得したお祝いの卒業旅行で日本に来日したことがきっかけでした。最初は3カ月の滞在でしたが、父の知り合いの埼玉県羽生市のフラワーショップでアルバイトをさせてもらい、観光で訪れた東京のパワフルさに魅せられて日本で働きたくなりました。そしていったん帰国し、翌年の1998年にアーティストビザを取得して、満を持して来日することにしました。最初は埼玉県川越のフラワーショップで働くことになりました。

 そこでは驚くことだらけでした。何に一番驚き大変だったかというと、とにかく日本人は労働時間が長い。月曜から土曜まで夜遅くまで働くのは当たり前で、私は比較的早く仕事をあがらせてもらっていましたが、社長や他のスタッフはもっと働いていました。土曜や日曜にはウェディングの仕事もあるため、木曜や金曜はその準備で大忙し。金曜から土曜の朝まで徹夜で、トラックで30分仮眠してからウェディングの仕事に向かうこともありました。

食事を取らずに働き続ける日本人に違和感

 デンマーク人も勤勉で、花の職業訓練学校に通っていた時代も辛かったですが、仕事はたいてい17時や18時に終わり、土曜は14時に終わって、日曜、月曜日は完全に休み。そこで友人らと遊んでリフレッシュできていました。だからこそ、ほとんど休みのない日本のハードワークさに圧倒されました。一方で、日本人の辛くても失敗してもへこたれないスピリットは今思うと素晴らしいと感じています。僕自身、「自分のフラワーショップを開きたい」という目標があったのと、20代の若さだから、当時のハードワークを我慢できて乗り越えられたのだと思います。長い人生を考えると、頑張りどきに我慢することは大事なようにも思いますね。

 そんな感じなので、当時の食生活も決して良かったとは言えません。ランチや夕食を取らないまま、仕事に没頭している日本人を見て非常に驚きました。「なんでみんなご飯を食べないの?」とその働き方に対して、苦痛にすら感じていました。だって食べないとエネルギーが出ないし、不機嫌になるでしょう。作業効率が上がるとも思いません。食べたとしても、仕事の合間に弁当を一気に食べてすぐ仕事に戻る人が多く、その習慣も変だと思っていました。

 そもそも、デンマーク人はお弁当といった冷たい食事を取る習慣がありません。幼い頃、デンマークのリンゴ農園で働いていた祖父の手伝いをよくしていて、外での農作業でもランチは必ず温かいものを食べていました。温かいものは温かいうちに食べると母に教育されてきたので、お弁当は今も苦手ですし、なるべく温かい状態で食べることにしています。

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