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私の「カラダ資本論」

ドライバーの飛距離ダウンは仕事よりストレス【ミズノ 水野社長】

大阪マラソンのチャレンジランは6年連続で完走

 水野明人=ミズノ社長

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康管理術を紹介する本コラム。今回は、大手スポーツ用品メーカーであるミズノの水野明人社長にご登場いただく。スポーツを通して人々の健康に貢献するミズノは、2016年には社内向けに『健康経営宣言』を行い、2018年には『健康経営優良法人』にも選定されている。体育会バスケットボール部出身の水野さんは、毎朝の筋トレに加えて、週末のゴルフや時にはマラソンとスポーツ三昧の日々を楽しむ。2回目はゴルフやマラソンを楽しむ秘訣について聞いた。

 意外に思われるかもしれませんが、仕事でストレスを感じることはありませんね(笑)。社会奉仕を目的とする「ロータリークラブ」に入っていて、もう30年ほど毎月、会合に通っています。そこである講演の講師から「この中にストレスを感じない人はいますか」と聞かれて、私を含めて半分くらいが手を上げたんです。そうしたら「そういう人たちが周りにストレスをまいているんです」と厳しい指摘を受けました。「そうか、自分が相手にストレスを感じさせていたんか」と反省しましたね(笑)。

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 実際は仕事でストレスをためないために、最初から最悪の事態を想定して事業計画を立てるようにしています。最初から一番良いシナリオを想定してしまうと、思う通りにならなくなった時にストレスになる。そこで最悪の事態よりもマシだったら、まあ良しとする。最悪なのは会社が潰れることですが、そこまで行かないのであれば、何とかなるだろうと。逆に急成長は求めず、少しずつ業績が積み上がっている状態がベストと考えます。日経グループでは取り上げにくい会社かもしれませんね(笑)。

仕事よりゴルフの不調がストレスに

 それよりも、趣味のゴルフでうまくいかないほうがストレスになっているかもしれません(笑)。学生時代からちょこちょこやっていましたから、もう始めてから45年以上になります。スポーツイベントなどに出席しなければいけない時以外の土日は、ほとんどゴルフに行っていますね。年間100日はプレーしているはずです。

 ストレスになるのは、以前はできていたことが年々できなくなってくることです。例えば、2~3年前と同じ感覚でドライバーを打ったのに、当時よりずっと手前でボールが止まっていると、体力の低下を感じてストレスがたまりますね。自社の最も優れたクラブセットを使っても、年々飛距離が落ちてくるのだけはカバーできませんよ(笑)。

 ゴルフのためのトレーニングは特にしていないのですが、衰えをできるだけ少なくするために、前回お話ししたスクワットとカーフレイズを毎朝実践しています。それでも飛距離が伸びることはありませんが、それをアプローチやパットでカバーできた時には爽快な気分になります。

 ゴルフはたまに仕事の付き合いで行くこともありますが、友達や知り合いと仕事には関係ないことを喋りながら、自然の中を歩くことがリフレッシュになります。休みの日に家でゆっくりすることはありませんね。今年は雪で何日か中止になりましたが、家でぼーっとしていると、「一体、一日何をしていたんだろう」と考えてしまいます。

 今年は白内障の手術をして、医者から1カ月のゴルフ禁止を言い渡されました。特に天気のいい季節ですから、家にいてだんだん日が暮れてくると、何だか寂しい気持ちになっていましたね。私にとってのゴルフは、心と体の健康を維持するため、最大の栄養素と運動になっていることを実感しました。

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