筋肉質体型を30年維持、その秘訣は?【ミズノ 水野社長】
第1回 森光子さんがライバル!
水野明人=ミズノ社長
朝の運動と食事の調整で30年同じ体重を維持
40代の前半には、スポーツジムの会員になっていたこともありました。当時、入会金が確か10万円で、年会費が7万2000円だったと記憶しています。それなりの料金がかかりますが、実際にジムへ行けたのは1年目が11回、2年目は2回、3年目はついに一度も行かなくなってしまいました。3年間で40万円近い出費で、行った回数で割ると1回当たり3万円以上かけていることになる。スポーツ用品を売っているメーカーの人間が言うのも何ですが、なんだか無駄に思えてしまいました(笑)。今では、自宅で手軽にできるスクワットとカーフレイズだけを続けています。
健康管理の面では、食事はできるだけ野菜から食べるようにしています。もう高齢なので、たんぱく質も積極的にとって、筋肉量を保つように心掛けています。好き嫌いはないほうですが、ホルモン類の肉は苦手で、2月の平昌五輪で韓国へ行った際にも食べませんでした。やっぱり一般的な魚や肉がいいですよ。会食や海外出張に行くと、どうしてもおいしいものがたくさんある。食事を残すことには罪悪感を覚える世代なので、つい食べ過ぎてしまうこともあります。その場合は、後日に少し食べる量を減らして調整します。また、お酒は飲めない体質です。このような、ちょっとした食事の工夫と朝の運動で、身長169cm、体重75kgの体型を30年くらい維持しています。
(まとめ:松尾直俊=フィットネスライター/インタビュー写真:村田わかな)
ミズノ 社長
