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私の「カラダ資本論」

通勤でのドライビングが心身の健康につながる【ポルシェジャパン七五三木社長】

第3回 「究極の個人空間」でドライビングを楽しむ

 七五三木敏幸=ポルシェジャパン

年1回の浅間ヒルクライム参加が、今の最高の楽しみ

 よく「サーキットレースはやらないんですか?」と聞かれるんですが、どちらかというと、私はラリー派なんです。ヒルクライムやラリーが好きで、毎年行われている『浅間ヒルクライム』には、エントラント(*1)として参加させてもらっています。このイベントは、日本で唯一、群馬県警と長野県警に協力していただいて、ある一定区間をクローズドして行うものなんです。

*1 国内競技参加許可証。エントラントライセンスともいう。

 学生の頃に走っていたのと同じルートをたどることもあるので、「あぁ、あそこで失敗したな」、などという思い出もよみがえってくるんですよ。そこを去年は、ポルシェ911カレラTで走りました。景色も良くて本当に気持ちがいいですよ。カレラTは軽量でコントローラブルなので、非常に軽やかに登っていくことができるんです。

 それからポルシェ社自体は、ケイマンGT4ラリーで、ついに世界ラリー選手権(WRC)に復活します。この車は、4WDが全盛の今の時代、ミッドシップエンジンでリアドライブ。ポルシェが強かった時代のパワートレインのレイアウトなんです。そういう車でチャレンジするというのが、非常にポルシェらしい意思表示なのです。

 開発に長く携わったのは、世界耐久選手権などで活躍しているロマン・デュマというドライバーです。彼にどんな車か聞いてみたんです。すると、「非常にコントローラブルで、エキサイティング」だと言っていました。その車が本社に置いてあったので、「この車、1回でいいから乗りたいなあ」と頼んでみたら、あっさりと断られましたけどね(笑)。

 そういうチャレンジと、技術開発を市販車にもフィードバックするというのがポルシェの真髄なんです。そのような車を扱うことができる、運転することができるというのも、私自身の喜びです。仕事自体は厳しい局面もありますが、運転することで気持ちを整えることができているんだと思います。現在出ているポルシェは、全車種乗っています。これは役得だと思われかもしれませんね。

 とかくメディアなどでは「この車はこうだ」「この車種はどうだ」と、順番をつけがちです。しかし、それぞれ全てに良いところがあります。それを引き出すのが、ドライバーの役割だと思うんです。その考え方から私の経歴をいうと、世界最高のセダンと世界最高のSUV、そして世界最高のスポーツカーに関わってこれているのは非常に幸せなことだと思います。それが私自身の健全な精神と体づくりにも役立っているのだと思っています。

(まとめ:松尾直俊=フィットネスライター/インタビュー写真:村田わかな)

七五三木敏幸(しめぎ としゆき)さん
ポルシェジャパン代表取締役社長
七五三木敏幸(しめぎ としゆき)さん 1958年群馬県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、群馬銀行に入行。当時からクルマが好きで、週末は当時住んでいた高崎から、茨城県の筑波サーキットに通い、モータースポーツイベントやレースを見に行ったりしていた。1989年2月、メルセデス・ベンツ日本に入社。クライスラーグループの営業部長を務めた後、2009年にクライスラー日本の代表取締役社長兼CEOに就任。2012年のフィアットグループ オートモービルズとの経営統合後には、フィアット クライスラー ジャパン代表取締役営業本部長を務める。2014年2月より現職。

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