週末のウォーキングが健康づくりの基礎【ポルシェジャパン七五三木社長】
第1回 大切な下半身の筋肉を鍛えるためにやっていること
七五三木敏幸=ポルシェジャパン
様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月はポルシェジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸さんにお話を伺っていく。七五三木さんは、小学生から大学を卒業するまでサッカーに打ち込んでいた元アスリートでもある。ポルシェ本社があるドイツのみならず世界各地に出張し、週末と重なるモータースポーツイベントなどへの出席もあるなど、忙しい毎日を過ごしている今は、どんな方法で体調を管理しているのだろうか。
小学校から大学まで、真剣に取り組んでいたサッカー
小学生時代から大学卒業まで、本当に一貫してサッカーに打ち込んでいました。私が高校1年の時には、通っていた学校が佐賀県で行われた高校総体に出場したことがあるんです。ただ、私自身はベンチを温めるだけの役目でしたけどね(笑)。
それまで娘には「本当にサッカーやっていたの?」などと言われていたんですが、一度、「これがその証拠だよ」と言って、当時の高校総体のパンフレットを見せて「ほら、ここにいるだろ」と。それからは、「あ、本当に出てたんだね」とスポーツマンだったことを信じてもらえたんです。

サッカーは、何とかもう一回できないかな、なんて思っていますね。妻に、「もう10年生まれるのが遅かったらJリーガーになっていかもしれない」と言うと、「何をバカなこと言ってんの」と笑われました。
実は4年程前、ポルシェに来る前、クライスラーにいたころは試合に出ていたこともあるんです。その時にですね…。11月ごろでしたか、急に寒くなってきたころでした。ちょっと芝の跳ね返りが強いグラウンドで試合をしたんです。その最中にターンをしたら右足のふくらはぎに痛みを感じたんです。「あ、これは筋断裂かな」と思って、病院に行ったら、やはりその通りで…。
医師には、「完治するまでは2週間ほどでしょう。でも、この手当をしておけば、3日くらいで痛みは引きますよ。ただ、言うことは聞いて、おとなしくしてくださいね」と釘を刺されました。そして、プロテインを渡されて、鎮痛効果のあるテープでテーピングして固定されました。本当に2日くらいで痛みは消えました。
ただ、患部に無理をかけないために、しばらく松葉づえを使うことになったんです。それが…、気がついてみると、次の日からデトロイト出張だったんですよ。そんなことになってしまったもので、一緒に行く女性の部長から「あなたは自覚が足りない!」と、ものすごく怒られてしまって(笑)。私はもう、「申し訳ない」と謝るしかない。でも、怒りながらも、その部長が空港で車椅子を押してくれたんです。
それからですね、控えるようになったのは。サッカーはボディコンタクトがあり、動きも激しい競技ですから、そこでけがをして業務に支障をきたしてはいませんから。
