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私の「カラダ資本論」

経営者がハードなスポーツにハマる理由【シニフィアン 小林共同代表】

第3回 岩山を一歩一歩、集中して歩くことで無心になる

 小林賢治=シニフィアン

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、未上場スタートアップや新興上場企業に対する経営支援事業などを手がける、シニフィアン共同代表の小林賢治氏にお話を伺ってきた。最終回は、ダイエットで痩せてから趣味になったという登山の話を、経営に通じる側面を交えて語っていただいた。

 太っていた頃はとにかく、歩くのが面倒でイヤでした。でも、シニフィアンを起業してからは社外に出かけることが多くなり、痩せて身軽になると歩くのも苦にならなくなりました。登山を趣味にするようになった今は、長い山道を10時間以上かけて歩くこともできます。

 もともとキャンプなどのアウトドアは好きで、起業した年の夏に初めて、共同代表の村上と一緒に本格的な登山に出かけました。北アルプスの燕(つばくろ)岳という、標高が2700メートル以上ある山です。

 北アルプスでは初心者向けとされる山なのですが、当時はまだ体重が70kg以上あったので体が重く、夏の暑さもあってヘトヘトになりました。しんどい思いをしてようやく山頂にたどり着くと、自分の眼下に真っ白な雲海が広がっていました。そんな光景は目にしたことがなかったので、とても感動したことを覚えています。

 それから登山にハマると同時に、脚力を強化するようになりました。というのも、山頂まではなんとか登ったものの、下山がとにかくつらかったんです。地元の中学生たちがピョンピョンと飛び跳ねるように降りていくのを横目に見ながら、もっと痩せて、脚も鍛えなければと思ったんですね。

活動記録をアプリでシェアして刺激を受ける

 それ以来、経営者仲間で冬の八ヶ岳に登って経営談義を交わしたり、家族でスイスアルプスやイタリアのドロミテなどでトレッキングをしたりしました。ヨーロッパの山小屋にはさまざまな国や地域の人が集まっていたのですが、日本から来たというと珍しがられて、世界中の山岳愛好者たちと会話を楽しむこともできました。

 先日は、上高地でスノートレッキングをしてきました。上高地は、夏季だとバスで現地に入れるのですが、冬の間は閉山されていてバスが運行していないので、ずっと手前から歩いていくことになります。当日はよく晴れていましたがとても寒くて、入り口のトンネルを抜けてしばらく進むと、樹氷がキラキラと光っていました。

 こうした登山やトレッキングの記録は、「Strava」というアプリで経営者仲間とシェアしています。このアプリはランニングやトレーニングなどスポーツ系のアクティビティを記録するもので、スマホやスポーツウォッチと連携して、走行距離やルート、時間、活動量などを計測したり分析したりできます。

 私は登山の記録をシェアしていますが、仲間にはマラソンやトライアスロンを趣味にしている人もいて、ランニングやバイク(自転車)の記録なども上がってきます。アプリを見ると、「この人はランチタイムに30分も走っているのか」「この人は今朝も10km走ったんだな」ということが分かって、とても刺激を受けています。

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