ダイエットで体形が変わり、タバコと決別【シニフィアン 小林共同代表】
第2回 私生活では学生時代に打ち込んだフルートを再開
小林賢治=シニフィアン
様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、未上場スタートアップや新興上場企業に対する経営支援事業などを手がける、シニフィアン共同代表の小林賢治氏にお話を伺っている。ディー・エヌ・エー(DeNA)の役員時代、多忙で急激に太ってしまったという小林さん。起業後、一念発起してダイエットを決行し、20kg近い減量に成功するまでのエピソードを、第1回で紹介した。第2回では、ダイエット後の体形や喫煙習慣の変化、十数年ぶりに再開したというフルート演奏について聞いた。

前回、シニフィアンの「経営リスク」として私のダイエットに取り組み、20kg近い減量に成功したことをお話ししました。それから2年少し経ちますが、今でもリバウンドすることなく、65kg前後のベスト体重を維持しています。
ダイエットに成功した頃、ジムのトレーナーに減量した分と同じ重さのダンベルを渡されて、「小林さん、この重さが体についていたんですよ」と言われたときには、こんなに体が軽くなったんだなと実感したのを覚えています。
スリムになってファッションを楽しめるように
体重が20kg近くも減ると、体形もかなり変わります。80kg以上あった頃に、百貨店でオーダーメードのスーツを作っていたのですが、痩せたらサイズが全く合わなくなったので、新調しに行ったんですね。そうしたら、店員さんが採寸しながらものすごく驚かれて、「本当に以前と同じ方ですか?」と、何度も確認されてしまいました(笑)。
体形がどれくらい変わったかというと、ウエストが19cm細くなって、腕の付け根周りのアームホールも6cm小さくなっていました。それから自分でも驚いたのですが、襟の中央から袖口までのゆき丈も3cm短くなっていたんです。腕の長さは変わらないはずなのに、肩の辺りのぜい肉がスッキリしたので、その分が縮まったんですね。
久しぶりに会う知人には気づかれずに素通りされることもあり、それくらい見た目も変わったようです。写真を見比べていただくと分かるでしょうか。

太っていた頃は、着るものに無頓着でした。というのも、デザインが好みかどうかという前に、とりあえずサイズが合えばいいという感じで選ぶしかなかったんですね。左の写真は82kgあった頃ですが、カーディガンの袖が長くなっているのは、ワンサイズ大きなものでないと、身頃が入らなかったからなんです。
右の写真はダイエットを始めて6カ月後、68kgくらいのときですが、サイズを気にせず好きな洋服を着られるようになり、メガネをコンタクトレンズに替えるなど、ファッションを楽しめるようになりました。おかげで、以前は実年齢よりも5~10歳上に見られることが多かったのですが、若く見られるようになりましたね。
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