日経グッデイ

私の「カラダ資本論」

入浴は朝晩欠かさず、アロマも活用【ベンチャーバンク 佐伯信行社長兼CEO】

第2回 週末の料理で家族団らん、子どもの弁当作りも

 佐伯信行=ベンチャーバンク

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は「健康寿命の延伸」をコンセプトに掲げた事業を多数創出しているインキュベーションカンパニー、ベンチャーバンクの佐伯信行社長兼CEOにお話を伺った。第2回は、毎日の入浴や睡眠、趣味の料理などについて紹介する。

浴室と寝室で香りを使い分け

 睡眠は6時間は取るように心がけています。仕事で遅くなることはあっても、会食は必ず一次会で失礼するので、帰宅が0時を回るようなことはほとんどありません。夜1時までには就寝して、6~7時に起床します。

 1~2日程度なら、6時間眠れなくてもさほど影響はありませんが、3日以上続くときには、どうにか工夫をして眠れるようにしています。そうしないと、体のリズムが取り戻せなくなるのです。

 就寝前と起床後には、シャワーだけでなく、必ず入浴する習慣があります。バスタブに浸かる時間は10分程度。週末には30分くらいのんびりと入浴することが多いですね。

 睡眠の質を高めるために、夜はアロマも活用します。入浴前にバスルームと寝室の両方にセットするのですが、バスルームには柑橘系などのスッキリとした爽やかな香りを、寝室にはラベンダーやローズ、グリーンティーなどリラックスできる香りをと使い分けています。

 特に疲れていると感じるときには、呼吸法や瞑想をすると、ぐっすりと眠れますね。

料理はストレスマネジメントに有効

 朝食には、妻が作るスムージーで野菜をふんだんに取ります。フレーバーはその時々で違いますが、豆乳とバナナをベースに、小松菜やセロリといった緑の野菜のほか、ブルーベリーなどの果物が入ることもありますね。

 朝食のスムージーは妻が作ってくれていますが、実は料理が好きで、週末は1~2食は必ず私が作ります。平日の夕食を作ることもありますし、週に1~2回は子どものお弁当も作ります。

 帰宅する前には、妻に買い足す食材があるかどうか、LINEでメッセージを入れて確認します。作りたいものがあるときは、自分で必要な食材を買って帰ります。でも、冷蔵庫にあるものでメニューを考えて作るのも好きです。家庭料理は大抵のものは作れるようになりました。

 我が家は妻、息子が2人の4人家族ですが、家族には台湾まぜそばが好評で、よくリクエストされますね。カルパッチョやアヒージョ、それに、カレーも人気があります。

 カレーは趣向を凝らしていて、タマネギやニンジンなどをすり下ろして、ターメリックやタイムなどのハーブも入れます。そのサラサラのカレーをベースにして、野菜はその都度、太白胡麻油で素揚げしたものを「はい、レンコンがいくよ」「次はナスね」といった具合に乗せていくんです。これは作るほうも楽しくて、家族も喜んでくれますね。

 料理は作るときに没頭できて気分転換になりますし、創造力もかき立てられます。家族の健康のために栄養バランスを考えて、それを「美味しい!」と言われるとやっぱりうれしいですよね。普段は妻が食事を作ってくれているので、私が作るときは少しは休んでもらえますし、料理中の会話も楽しめます。一石二鳥どころか、何鳥ものメリットがあって、ストレスマネジメントに役立っていると思います。

家族と過ごす時間を大切に

 休日は料理のほか、子どもたちとバスケットボールで汗を流すのも楽しみの1つです。ディフェンスとオフェンスの1対1でゴールを競う「1on1(ワン・オン・ワン)」は、かなり激しい真剣勝負になります。二男にはまだ勝てるものの、長男には体力的にもテクニック的にもかなわなくなっていますね。年に数回は、プロバスケットボールの「B.LEAGUE(Bリーグ)」観戦にも出かけています。

 こうした家族と過ごす時間はとても大事にしています。ベンチャーバンクでは「幸せ≒健康」と定義していて、グループ理念には「好き!を仕事に人生をワクワク生きよう。そして、自分自身と、関わる全ての人を幸せにしよう」を掲げています。自分を支えてくれている人たちを幸せにするためには、まず感謝を伝えることが大切だと思っています。感謝を伝えられた人は、その想いに感謝する。そうした感謝の連鎖が、人を幸せにし、健やかにしていくんですね。

 ですから、私も家族にはいつも感謝していますし、ベンチャーバンクのメンバーにも支えられていると感謝しています。会社のメンバーにも自分を支えてくれている人に感謝を伝える時間を持ってもらうために、年末年始の休暇は長めの連休になるようにしています。

 多数の店舗を抱えるサービス業で、一斉に連休を取る企業は珍しいかもしれません。ですが、例えば休暇が3日間だけだと、遠方の実家に帰省する場合には、中1日しか休めない。それでは疲れるだけですよね。

 メンバーにご両親や家族、配偶者など大切な人に感謝を伝える十分な時間を取ってもらって、英気を養い、再び理念を体現してもらう。メンバーが幸せかつ健康になってこそ、自分に自信がつき、お客様に支持され、幸せと健康につながるサービスを提供できるのだと思っています。

(まとめ:田村知子=フリーランスエディター/写真:村田わかな)

佐伯信行(さえき のぶゆき)さん
ベンチャーバンク社長兼CEO(最高経営責任者)
佐伯信行(さえき のぶゆき)さん 1970年東京生まれ。大学卒業後、電気事業の営業から、東証一部上場の流通・小売企業へ転身。取締役として複合商業施設のプロデュース・運営管理を行い、M&A先にて専務執行役員として事業再生や新規事業開発を経験。その後、携帯電話販売代理店の人事部長に転じ、採用や人事制度設計など組織開発を担う。2014年9月ベンチャーバンクにネットカフェ事業部の部長として入社。執行役員を経て、2016年2月から現職。グループ会社ソーエキサイトの社長も兼任。