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私の「カラダ資本論」

テレワークを浸透させて、働き方改革【レノボ・ジャパン ベネット社長】

第3回 テクノロジー会社としての“働き方改革”の実施

 David Bennett=レノボ・ジャパン

様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム。今月は、最新のスマートテクノロジーを通して、生活や仕事に様々なイノベーションを提供しているレノボ・ジャパンの代表取締役社長に2018年5月に就任した、デビット・ベネット氏に話を伺ってきた。最終回は、テクノロジー・カンパニーらしいテレワークの導入によって、働き方改革を推進する取り組みについて語ってもらった。

テレワーク・デバイスを作っているから自社でも実施

 前回、インターオフィスでのeスポーツ大会が社員同士のコミュケーションや楽しみになったという話をしましたが、これは自分たちの仕事を知るという意味もあるんです。レノボ自体も「レギオン」というゲーミングPCのシリーズを作っています。お客様に売るのであれば、実際に我々がそれを使ってeスポーツをやっていないといけない、製品とeスポーツを知らなければ、売る権利がないというのが僕の強い考え方なんです。

 テレワークにしても同じです。ThinkPadなどのデバイスを売るのであれば、我々がそれを使ってテレワークをやらないといけないというのがポリシーなんです。それがテレワークを推奨している一つの理由ですね。

 それから、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がありますが、昔はワーク(仕事)かプライベートライフ(人生)か、どちらかを取るという考えでした。最近はちょっと考え方が変わってきて、仕事もプライベートも同じ自分の人生には変わりなくて、ただそのバランスをちゃんと取りましょうということですよね。

 当然、仕事ばかりしてしまうと、家族との時間や自分の趣味や楽しみに割ける時間がなくなってしまいます。これは精神衛生上、非常に良くない。それに体の健康も害してしまいます。中には、子供や親の面倒を見なければならない人もいるはずです。でも仕事をしないと、生活のための収入が得られない。そこでテレワークのプログラムがあれば、自宅にいても、子供や親の面倒を見ながらでも仕事ができるんです。

 社員の人たちの個人の時間や生活を犠牲にせずに、仕事ができる環境を整えることが大事なことだと考えています。そうすれば、自分でマネジメントできるようになって、ストレスなく仕事が進められるようになるんじゃないでしょうか。

通勤時間の縮小で、仕事時間の効率化を

 次に大事なのはロジスティック、通勤にかかる時間です。仕事に来るのに1時間、2時間、3時間も使ってしまうと、その間は何もできないですから、社員にとっても会社にとっても無駄になってしまいます。それに日本の会社はほとんど同じ時間に始まります。そうすると混んだ電車に乗っているだけでストレスがかかりますから、健康的ではないですよね。ですから最近は、1日丸ごとじゃなくていいので、朝のラッシュアワーだけをテレワークにして、昼前とか午後1時に出社するようにすることでも、だいぶ会社が変わると思っています。

 それに会社は社員の人たちがオフィスにいる時間に対して給料を払っているのではなく、やった仕事の成果に対しての対価を出しているというのが僕の考え方です。そうすると、期限までに達成できていれば、どこでその仕事をやったのか、どれだけの時間がかかったのかは関係ないんです。その人がやりやすい場所で、できる時間に仕事をすれば、効率も良いですし、会社としてもプラスになります。ですから、工場などの製造部門はどうしても難しいのですが、どの部署でも、申請すればテレワークができる環境は整えてあります。社員のみなさんからも、「仕事が楽になった」、「自分の時間が増えた」、「効率が上がった」というリアクションもあって、そういう言葉を見たり聞いたりしていると、とてもうれしいですね。

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