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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

全部自己流!? 学校の砂場でバンカーショットの練習も

第2回…映画「社長シリーズ」を地でいく時代にゴルフに開眼【矢嶋正一さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

年率10%以上の高度成長期にゴルフを始める

 「当時、私は入社6年目の営業マンだったのですが、8ミリカメラの撮影ができるというので、営業課長からゴルフのプレー中の撮影をするように指示されたんです。でもゴルフ場に行く足がありませんというと、クルマを迎えによこすと。で、翌朝、玄関先に得意先会社のクライスラーが迎えにきて、それで出かけてゴルフ場で撮影をして回り、現像したら料亭に集まって映写会を開催するという、まあ、今では信じられないような時代でしたね。そのうち、きみもゴルフの練習をしておきなさいと言われて、それでゴルフをするようになったのです」(矢嶋さん)

 言ってみれば、俳優の故・森繁久彌主演で大ヒットした映画「社長シリーズ」を地でいくような時代であったのだろう。矢嶋さんは上司に指示され、当時、大手町のサンケイビルの屋上にあった練習場のゴルフ教室に通うようになった。

 「サンケイビル屋上にあった鳥かごのような練習場のゴルフ教室に3カ月ほど通った頃に社員旅行があり、1泊で鬼怒川温泉に出かけ、翌日の鬼怒川CCのコンペに参加したのが、私のコースデビューですね。スコアは前半60で、後半は7番まで40ペースできていて、このままいけば50を切るなと思った途端にOBを2発叩き、結局50幾つでした(笑)」(矢嶋さん)

 初ラウンドで、あわや100を切るかという好スコア。これが矢嶋さんのゴルフ熱に火をつけたことはいうまでもない。

 「当時、私が所属していた丸の内支店の渉外係は6~7人いまして、その頃、“早帰り運動”というのがあって、週に1度は仕事を早く終えて帰る決まりになっていました。ところが、全員、真っすぐ家に帰らず、サンケイビルの屋上に行って練習をしていました。ほかにも後楽園競輪場のテラスを利用して打席を作った練習場や、芝のプリンス練習場など、あちこちの練習場をハシゴして回りました」(矢嶋さん)

河川敷や造成中の空き地、学校の砂場でも練習した

 練習場だけに飽き足らず、休日は自宅近くの河川敷でも練習した。

 「河川敷では、主にアプローチの練習ですが、歩いて10歩のところから10ヤード刻みで打ち分ける練習をしました。冬は午後になると北風が吹くので、朝の9時頃に霜が融けるのを待って出かけるんです。河川敷の土手で練習すると、つま先上がりもつま先下がりも左足上がりも左足下がりも練習できた。草の中にボールを埋めて深いラフから脱出する練習もしましたよ」(矢嶋さん)

 また、当時はそこらじゅうに工業団地が造成されていて、建物が建っていない空き地があると、そこも矢嶋さんの格好の練習場になった。

 「夏休みには学校の校庭の砂場に出かけてバンカーショットの練習をしましたし、稲を刈ったあとの田んぼの切り株の上にボールを乗せて打ったりもしていました(笑)。切り株の高さが、ちょうどティアップしたのと同じ高さで、いい練習になったんですよ」

学校の砂場で特訓を積んだバンカーショットの腕前はいまも健在だ
[画像のクリックで拡大表示]

 ゴルフの練習場自体があまりない時代だったというが、この練習熱心さに支えられて、矢嶋さんの腕前はめきめき上達した。

 「上達は比較的早かったと思います。矢嶋は上手いと行内で評判が立ったので、銀行のお客様を接待するコンペにも出て幹事の手伝いをさせていただきました。そんなときは朝早くゴルフ場に行き、さっと練習して、みんなが来る頃には背広に着替えて受付に立っていました。私の場合は、仕事の上でもゴルフがずいぶん役に立ちましたね」(矢嶋さん)

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