80台でエージシュートを出しても嬉しくない
実は、12月1日に取材をしたときも筆者と一緒にラウンドしたのだが、この日も39・41の80で、楽々エージシュートを達成している。にもかかわらず、あまり嬉しそうな表情ではないので理由を聞くと―。
「エージシュートといっても80台のエージシュートは嬉しくないな。やはり70台でエージシュートを出さないと、出した気にはならないですね」(矢嶋さん)
「え~っ」と思わず唸ってしまうほどの志の高さ。ついでにいえば、一緒に回った日はレギュラーティーからのラウンドだったが、いまも研修会では若いメンバーに交じってバックティーから打っているという。この貪欲なまでの挑戦欲、自分に妥協しない心の強さが矢島さんのゴルフライフを支えているような気がした。
そんな矢嶋さんは、いったいどのような思いでゴルフに取り組んできたのだろうか。次回はサラリーマン時代に矢嶋さんが取り組んだ練習法などを中心に紹介しよう。
*)次回(12月16日公開)は『全部自己流!? 学校の砂場でバンカーショットの練習も』をお届けします。ぜひご覧ください。