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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

82歳で年間150ラウンド、「クラブハウスが居間で、フェアウェイが庭です」

第3回…ハンデ3.8の極意は「ダボは絶対に叩かない」【赤﨑俊美さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

 赤﨑さんはたちまち夢中になった。スコアはともかく、野球の打球とは比較にならないくらい遠くに飛んでいくゴルフの「飛ばし」の醍醐味にすっかり魅了されたのである。もともと野球をやっていて、飛ばす能力は最初からあったのだろう。当時のパーシモンで230ヤード以上飛ばして、取引先とのコンペではドラコン賞の常連になっていく。

 とはいえ、コースに出るのは月に1回がせいぜい。当時のゴルフはキャディ付きが当たり前で、キャディフィーまで含めると1回のプレー代は1万5000円前後と、一般のサラリーマンにはまだ高嶺の花だったのである。ちなみに、1975年当時の大卒初任給は8万9300円(厚生労働省の調査)であった。

 「だから、福岡支社に転勤になったときは嬉しかったですね。久留米には筑後川の河川敷に9ホールのゴルフ場があり、ここは市の委託で営業しているパブリックだったので、プレーフィーが750円で昼食代が250円と、1000円で1日遊べたのです。だから仲間同士、交代で夜中から並んで予約を取ったり、欠員が出るとすぐ招集がかかったりと、本当に楽しかったですね」(赤﨑さん)

80歳で最高ハンデ1.2、今も3.8をキープ

 そんな月イチゴルファーの時代を過ごして、赤﨑さんが本格的にゴルフを始めたのは、これまでご登場いただいたエージシューターたちと同じく、大洋漁業を定年退職してからだった。

  「定年後はいずれ郷里に帰る計画を立てていたので、定年前の58歳のときに祁答院GCとゴールデンパームCCの会員権を購入しました。60歳の定年と同時に鹿児島に移住して、両方のゴルフ場に毎週末出かけるようになったのです」(赤﨑さん)

 祁答院GCもゴールデンパームCCも当時オープンしたばかり。いわばメンバー第1期生のようなもので、赤﨑さんは祁答院GCにおけるシングルプレーヤー第1号、エージシュートの達成も第1号になっている。また祁答院GCではオープンから15年間、ハンデキャップ委員長も務めている。

エージシュート達成200回を祝い、ホームコースのゴールデンパームカントリークラブに建てられた記念碑。
エージシュート達成200回を祝い、ホームコースのゴールデンパームカントリークラブに建てられた記念碑。

 「初めてのエージシュートは、ゴールデンパームCCで71歳の誕生日に36・35で達成。数日後に祁答院GCでも33・38で回って、これが祁答院GCにおけるエージシュート第1号になりました」(赤﨑さん)

 さらに赤﨑さんは78歳のときに35・31の66を出して生涯最小スコアを記録しているほか、80歳のときにはハンデキャップが生涯最高の1.2、82歳となったいまも3.8を維持している。年齢を重ねても腕前が落ちない、まさに驚異のシニアゴルファーといえるだろう。

スコアは意識せず1打、1打、ボールに集中する

 現在のラウンド数は、ゴールデンパームCCが年間140回以上。その他、近隣のゴルフ場に出かけるのが同10回前後で、合わせて年間150ラウンド前後だが、この3年間はその8~9割がエージシュートだそうだ。

 「週末は仲間と一緒のスタート枠が必ず確保してあり、土日祭日と平日3日はだいたいゴルフ場にいます。いってみればゴルフ場のクラブハウスが我が家の居間で、フェアウェイが庭みたいなものですね(笑)」(赤﨑さん)

 最後に、赤﨑さんにエージシュートを出すコツを聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

 「一言でいうと、パーを取りに行こうとするとダメです。スコアを意識すると手が縮こまってクラブがスムーズに振れない。スコアは意識しないで1打1打、目の前のボールに集中することが大切です。ついでにいうとドライバーはフェアウェイキープが第一。2打目はグリーンに乗せるつもりでピンに届くクラブを使います。人によってはグリーン周りに行けばいいという人もいるけど、それでは乗るものも乗らなくなる。とくにグリーン手前にバンカーがあるときは、絶対にバンカーに入れないようクラブは大きめを持つ。エージシュートで大事なのはダボを叩かないこと。ダボさえ叩かなければ、ハーフでボギー5つとパーを4つ取れば82を達成できる。そう思ってリラックスして臨めば難しくないですよ」(赤﨑さん) 

 エージシュートを目指している人はもちろん、80台のスコアがなかなか出ないという人も、参考にしてみたらどうだろうか。

*)次回(11月20日公開)は、『82歳エージシューター、朝の日課は布団の中で「筋トレとストレッチ」』をお届けします。ぜひ、ご覧ください。

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