ハイドローで着地後のランが30ヤード以上
和田さんはまずクラブを変えた。
「マルマンのマジェスティが飛ぶというので、買ったんです。そうしたら飛距離が復活した。これはいいと思って愛用していたのですが、4~5年したらまた飛ばなくなった。それであれこれ試行錯誤しているうちに、『そうだ、大歳プロがやっていたドローボールに変えたら飛ぶかもしれない』と急に思い出し、記憶をたどりながらドローボールを打つ練習を繰り返し、やっと今のスイングに落ち着いたのです」(和田さん)
実際に和田さんとラウンドしたが、スウィング一閃、右斜め前に打ち出されたボールは大きな円弧を描いてフェアウェイのセンターに戻ってくる。見事としかいいようのないハイドローで着地してからのランが30ヤード以上もあった。
ついでに和田さんの現在の愛用クラブも紹介しておこう。
ドライバー ホンマ LB515 Rシャフト
3W ホンマ LB515 Rシャフト
7W リョーマ D-1、F7 SRシャフト
9w プロギア TRX505 M-40シャフト
ユーティリティー XXIO U3 Rシャフト
アイアン マジェスティ7Ⅰ~9I、PW Rシャフト
ウェッジ クルーズの49度・58度、エポンの52度・56度
すべてカーボンのRシャフト
パター スコッティキャメロン
「できないことを無理にやろうとするから大叩きする」
一瞥してウッドとウェッジに重点をおいたセッティングだ。ウッドはユーティリティを含めて5本、ウェッジはPWを加えて3本。アイアンはわずかに3本だけだ。なぜこのようなクラブセッティングになったのか。それは和田さんのスコアメイク術に表れている。