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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

91歳が示す手本、「加齢は防げぬが、老化は防げる」

第4回…「好奇心」「向上心」「研究熱心」がエージシュートの源泉【植杉乾蔵さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

「好きなプロのスイングを見ると、自分のスイングを見失う」

 植杉さんによれば「スイングはまったくの自己流」だというが、体のきれいな回転を使ってボールをよく飛ばす。

 「誰かに教わったこともなければ、プロについたこともありません。ただゴルフ雑誌は定期的に購読していて、隅から隅までよく読みます。スイングの特集で気になることがあると、すぐ庭に出て素振りをするとか、新しいクラブが出て良さそうだと思うと買って試してみるとか、とにかく自分でやってみないと気が済まない。九州で開催されるプロのトーナメントは、家内と一緒にほとんど見に行きます。でも、観戦後1週間くらいはスイングが崩れてスコアにならない。好きなプロのスイングを見ると、つい真似したくなって、自分本来のスイングを見失うのです(笑)」(植杉さん)

 この旺盛な「好奇心」「向上心」「研究熱心」の“3K”こそがエージシュート1300回の源泉といっても過言ではない。

体のターンをうまく使った見事な植杉さんのスイング。インパクト直前(写真5)でシャフトが「しなり戻り」しているのが“飛ばし”の秘訣だ。とても91歳の人とは思えないほど、力強さと美しさを備えている。
[画像のクリックで拡大表示]

 植杉さんのドライバーの飛距離は180ヤード前後だが、それでも91歳になった今もなおホームコース「球磨カントリークラブ」の月例競技に出場する。すべてバックティからのラウンドで距離は6800ヤード以上。20~30代の若いメンバーたちと一緒に打って行く。さすがにここ1年はバックティからエージシュートを出すことはなくなったが、それでも諦めずに挑戦し続けると姿勢に植杉さんの真骨頂を見る思いがする。

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