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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

エージシュート1300回、“球磨の怪物”は91歳!

第1回…今も年間150ラウンド超、前人未到のゴルファー【植杉乾蔵さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

今年もすでに80ラウンド、そのうち71回がエージシュート

 一口に1000回というが、この記録が容易でないことは改めて指摘するまでもない。

 まず、年間100回のエージシュートを達成するには、当然ながら、その回数以上のラウンドをしないといけない。植杉さんがすごいのは61歳のときから91歳になるまでの30年間、毎年150ラウンド以上を続けていることだ。プロゴルファーでもこれほどラウンドしている人はそういないだろう。1300回以上という記録はもちろん偉大だが、真にリスペクトされるべきは、植杉さんが30年間にわたって年間150ラウンド以上もプレーする体を維持し続けていることに尽きる。

 ちなみに年間最多記録数は88歳のときで、年間171ラウンド中、エージシュートが151回。91歳となった今年も7月までに80ラウンドをこなし、71回も達成している。繰り返すが、この数字は91歳になったゴルファーによるものなのだ。

 一般的には60歳を過ぎるとガクンと飛距離が落ち、アプローチやパットの距離感が鈍り、集中力もなくなりはじめる。それ以前に、足腰が衰えて歩くことすらままならなくなる人もいる。そうした加齢による肉体的なハンデが伴うはずなのに、91歳になった今でも植杉さんが元気にラウンドを続けられるのは、日常での体調管理も生半可な努力ではないはず。いったい植杉さんはどんな生活習慣を心がけているのだろうか。

「クルマを買ってやるから、ゴルフ場まで運転手をしてくれ」

 植杉さんは1923年12月1日、尺アユで知られる清流球磨川のほとりの熊本県人吉市で生まれた。人吉は、古い野球ファンならご存じ、“野球の神様”にして読売巨人軍のV9時代を築いた川上哲治監督の生まれ故郷である。川上さんの家が近所で、植杉さんは川上さんの弟と同級生だったこともあり、子供のころは3つ年上の先輩・哲治少年の球拾いをよくさせられたそうだ。

熊本日産自動車を早期定年退職して保険の代理店を立ち上げた頃の植杉さん。誘われたら断らない主義で、ラウンドを14連チャンしたのもこの頃
[画像のクリックで拡大表示]

 「哲ちゃんは子供のころから体格も運動神経も一人だけずば抜けとった。哲ちゃんが打った球は速くて誰も捕られんかったですよ」(植杉さん)

 草野球に飽きると球磨川に潜ってアユやウナギ捕りをした少年時代を過ごし、17歳で海軍を志願。機関学校を卒業し、終戦も横須賀で迎えている。

 戦後は人吉に帰って家業の和菓子屋を手伝っていたが、機関学校出の経歴を買われて地元バス会社の修理を手伝っているうちに同社に就職。後に熊本日産自動車に転職して営業を担当することになった。ゴルフを始めたのは営業マンとして飛び回っていた35歳のときである。

 「球磨焼酎の蔵元の社長のところにクルマのセールスに行ったら、クルマを買ってやるから、ゴルフ場まで運転手をしてくれというんです。仕方なく運転手をして何度かコースに通っているうちに、社長がキミだけ半日も待たせているのは申し訳ないと、自分のクラブを貸してくれて一緒に回るようになったのです」(植杉さん)

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