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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

「庶務課の仕事」で知り合った終生のゴルフ仲間

第2回…第二の人生を充実させる「仲間」という必須条件【大久保和男さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

 ゴルフを通して自然発生的に集まった仲間だが、いつしか大久保さんが幹事役を引き受けるようになる。大久保さんには転勤族ならではの仲間作りの哲学があった。

 「転勤族は流れ者。そんな人間がその土地に根付こうと思うならば、『庶務課の仕事』をしないといけない。裏方のような仕事を進んでやると仲間ができ、続けていると『あいつがいないと困る』と言われるようになる。私はマンション管理組合の会計係もずっと引き受けています」

同士が知り合い、終生のゴルフ仲間に

 4人は全員、サラリーマン時代は月イチゴルファーで、腕前も100を切ったり切らなかったりのレベルだった。しかし、富谷パブリックで開催される毎週2回のスポンサー競技の常連となって4~5年も参加しているうちに、大久保さん自身、体力にもゴルフにも自信がついてきた。ちょうど「もう1段上のレベルに挑戦してみたい」と思うようになった頃でもあった。

 「そうしたら翁さんが、JGA(日本ゴルフ協会)傘下の東北ゴルフ連盟が主催する東北シニアゴルフ大会の県予選に出てみないかと提案したのです」

 ただ遊ぶのではない。公式戦に参加するのだという強い意識―。これが大久保さんのゴルフ熱に、さらに勢いをつけた。東北ゴルフ連盟主催の公式戦は、県予選を突破すれば東北大会、そこで上位に入賞すると、晴れの全国大会への道が開ける。最初は単なる腕試しのつもりが、なんと70歳になったときに大久保さんはグランドシニアの県大会で優勝してしまったのだ。続く、東北大会でも2位になり、全国大会に出場するまでになった。同年、オフィシャルハンデも最高6にまで到達。定年後に本腰を入れ始めたのに、である。

第二の人生を充実させるための必須条件

 こうした公式戦への挑戦とは別に、大久保さんは3人の仲間にも全員でエージシュートを目指そうと提案する。3人から異論が出ようはずがない。目標が出来ると、それぞれが独自で体力強化に励むようになったそうだ。

日本の経済成長を支えてきた「転勤族」の面々。左から翁市郎さん(83)、佐藤克己さん(85)、大久保和男さん(85)、土屋庄寿さん(84)。定年後に終の住処を構えてもなかなか友人ができにくい共通の悩みがあったが、ゴルフがとりもつ縁でかけがえのない終生の仲間となった。
日本の経済成長を支えてきた「転勤族」の面々。左から翁市郎さん(83)、佐藤克己さん(85)、大久保和男さん(85)、土屋庄寿さん(84)。定年後に終の住処を構えてもなかなか友人ができにくい共通の悩みがあったが、ゴルフがとりもつ縁でかけがえのない終生の仲間となった。
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