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現役エージシューターの「山あり、谷あり、ゴルフあり!」

企業戦士を襲った病魔とエージシュートとの出合い

第1回…老後はゴルフ三昧の夢も「命の保証はない」【大久保和男さん】

 高橋健二=ノンフィクションライター

 治療は発作を抑える薬を服用して安静にしているだけ。心臓にストレスを与えなければ適度な運動はしてよいという医師の指示で毎朝の散歩も続けた。その結果、発作の頻度はかなり少なくなったが、完治したわけではなかった。そして、なんとか体をごまかし続けながら60歳の定年をようやく迎え、健康維持も兼ねて念願だったゴルフ場通いを始める。

 このとき大久保さんは1つの目標を立てた。

 「定年と同時に、サラリーマン時代の不摂生で傷めつけた体を全部治そうと思い歯科医院に行ったら、80歳まで20本の歯を残すという『80―20』のポスターが壁に貼ってありましてね。それを見て、そうだ、どうせゴルフをやるなら、80歳のときにスコア80で回る『80―80』のエージシュートを目標にしようと決めたのです」

「大きな発作が出れば命の保証はできない」

 しかし、完全に治りきっていない心臓発作の不安を抱えながらのラウンドとあっては心底から楽しむこともできず、スコアも90~100台のアベレージの域を出ない日々が続いていたという。そうこうしているうちに、68歳のときに重大な決断を迫られることになった。

 「かかりつけの医師に、今のままではいつ大きな発作に襲われるか分からないし、大きな発作が起きたら命の保証はできないと言われたのです。『じゃあ、体力のあるうちに』と手術を決断して、6時間にも及ぶ心臓のバイパス手術を受けました。結果的にそれが良かった。術後、リハビリには歩くのが一番だと医師に言われ、『どうせ歩くならばゴルフ場を歩こう』と、退院して4カ月後からゴルフ場に通い始めたのです。それからはゴルフ場を職場だと考えて、週に2回以上コースに出るようになりました」

愛車のナンバープレートもエージシュートの目標と同じ「80-80」

 定年後はゴルフ三昧の生活を夢に描きながらも、“仕事人間”の悲しさで、「バイパス手術をする前はコースに行くのにもどこか後ろめたさが付きまとった」と大久保さんは言う。

 だが、手術後はリハビリのためという「お墨付き」を得て、家族にも公認のゴルフ場通いができるようになった。無論、エージシュート達成という目標が心の支えとなったことはいうまでもない。

マイカーの買い替えのときには、自分で好きな番号の区分や数字が選べる「希望ナンバー制」を活用。80歳でエージシュートを達成するとの目標を込めて「80-80」のナンバープレートを取得した。
[画像のクリックで拡大表示]

 「ちょうどクルマの買い替えどきで、ナンバープレートの数字を自分で選べるようになったので、80―80のナンバーを交付してもらいました。クルマに乗るとき、降りるとき、いつも身近に目標を見て、それを励みにゴルフ場通いを続けました」

 大久保さんのエージシュートへの挑戦が本格的にスタートしたのだった。

次回(6月18日公開)は、『「庶務課の仕事」で知り合った終生のゴルフ仲間』をお届けします。ぜひ、ご覧ください。

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