「呼吸」には多くの筋肉が関わる
姿勢を支える「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」も影響
肺が膨らんだり、縮んだりすることで、空気が取り込まれ、二酸化炭素が排出される「呼吸」。その肺の拡張と収縮には、胸郭の下を支えるドーム状の「横隔膜」が大きな役割を担っているが、そのほかに「呼吸筋」と呼ばれる筋肉が働く。「呼吸筋」は、吸うときに使われる「吸息筋」と、吐くときに使われる「呼息筋」に分かれている。そして、姿勢の要となる脊柱起立筋は、吸息筋をサポート。「そのため、呼吸と姿勢は密接」(柿崎教授)。だが、ほかの筋肉同様、呼吸筋も加齢とともに衰えるため、浅い呼吸になりがちだ。
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- あなたの「呼吸」、浅くなってない?