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もしかして五月病?と思ったら

「自分は五月病かも」そう思ったときの3つのNG

第2回 会社をどうする? 誰に相談? どう気分転換?

 柳本 操=フリーライター

 反対に、「ぜひ試してほしい」と下園さんのお墨付きなのが「3日間集中プログラム」だ。

 何もせずただ眠る、とりあえず寝倒す時間を48時間とる。残りの1日分は、ただ寝て過ごすための準備(食糧の備蓄)と、翌日の出社のための準備や軽いウォーキングなどの体慣らしのために時間を費やす。

[3日間集中プログラムのルール]

  • ただ眠る、目覚めても横になっている。
  • テレビやDVDは見ない。ゲームはしない。本も読まない。
  • パソコンの電源を切る。スマホもマナーモードにするか電源を切る。
  • 前日までにすぐ食べられる食糧を買い込んでおき、一切炊事をしない。
スマホやPCといった刺激から自分を遠ざけ、しっかりと3日間休むと、脳と体を復活させることができるといいます。(©bowie15-123rf)

 この方法を読んで、寝ているだけというのはつらい、スマホを見たくなってしまう、仕事を放ったらかすことに対する罪悪感がある…そう感じるのは当然。しかし、「苦しくても、リセットするための合宿だ、これは苦行だ、と腹をくくって実践しましょう。刺激から自分を遠ざけ、しっかりと3日間休むと、脳と体を復活させることができます」(下園さん)。金曜日に有休をとれば、金・土・日でこのプログラムを実践でき、職場への負担は少なくて済む。また、家族がいる場合は、自分が厳しい状況であることを伝え、理解してもらおう。

 なお、この方法を実践しても気分が復活しない場合は、「観念して病院に行った方がいい。最初は五月病でも、落ち込みが悪化すると次第にうつ状態になり、焦りや自責感、無力感といった症状が強くなります。こうなると、3日間休んでもずっと不安なことを考え続けて眠れなくなる。疲労している状態なので、病院は通うのに便利な近場がいいでしょう。心療内科や精神科であれば、うつ状態そのものへの対処はさほど変わりません」(下園さん)。

 次回は、「部下が、同僚のあの人が五月病かも…」と思ったときの対策を考えてみよう(次回記事は5月15日公開予定)。

大久保靖司(おおくぼ やすし)さん
東京大学環境安全本部 安全衛生管理部長・産業医
大久保靖司(おおくぼ やすし)さん 産業医科大学医学部卒。産業医として企業の健康管理分野を担当。専門は、衛生学、公衆衛生学、健康科学。長時間勤務者の健康影響評価方法の開発などにも携わる。
下園壮太(しもぞの そうた)さん
メンタルレスキュー・インストラクター
下園壮太(しもぞの そうた)さん 防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。筑波大学で心理学を学ぶ。陸上自衛隊衛生学校メンタルヘルス教官として、衛生科隊員(医師・看護師など)にメンタルヘルス、自殺予防、カウンセリングなどを教育する。惨事ストレスに対応するMR(メンタル・レスキュー)インストラクター。

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