ドリンクやお菓子などのフレーバー・テイストとしておなじみの “抹茶”。実は、朝から飲めばダイエット効果が期待できる“スーパーお茶”なんです。「八十八夜」を過ぎて、新茶が出回り始めているこの季節。今回は、「朝食はご飯派」という人に向けて、“ひと手間かけた感”の出る抹茶を使ったおかずを紹介します。大豆製品などに組み合わせれば、大豆臭さと苦味が打ち消しあって爽やかな味に。
今、世界で抹茶がヘルシーフードとして人気!
スターバックスコーヒーやゴディバの飲料、さらにはフォションブランドの缶飲料にまで、抹茶味が増えている。背景には欧米でのヘルシー人気があった。レシピをご紹介する前に、世界の抹茶トレンドと国内の生産事情について、ちょっぴり「うんちく」をご紹介しよう。
米国では健康食品として
「ラテやスムージー、アイスクリームに使われています。健康志向の強い富裕層に人気です」と、海外に食品向け抹茶を販売するあいや市場開発担当の杉浦智子さん。
欧州ではハーブティーのように
サプリメントや化粧品原料の需要に加え、「チョコレートやアイスクリームなどのフレーバー、ハーブティーのようにお茶の一種としても楽しまれています」(杉浦さん)。
抹茶の生産No.1は愛知県西尾市
全国の抹茶原料の約30%を生産するのが愛知県西尾市。茶作りに適した風土を生かし、抹茶栽培が盛んになったのは明治時代から。食品用抹茶の生産も盛ん。従来のアイスクリームや飲み物に加え、最近は焼き菓子向け需要も伸びているようだ。
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- トマトとカイワレでサラダ感覚「抹茶納豆」