動作が少し大きめ、休憩時間にオススメの運動
運動の種類からいうと、通勤ながら運動は、有酸素運動、筋トレ、ストレッチの3本柱で構成されている。
有酸素運動は前回の通勤編(「通勤編通勤時や会社でもできる『ながら運動』のススメ」)で紹介した歩きや階段昇降などがそうで、エネルギーを消費して心肺機能を高める効果もある。
筋トレは筋肉に軽い刺激を与えるレジスタンス運動で、次に紹介する「立ち腕立て伏せ」(写真・右)、「腕組み押し合い運動」(写真・下)、「空気椅子運動」(次ページ)の3つがそうだ。たるみを引き締め、筋肉の質を高めて基礎代謝を上げ、太りにくい体質にしてくれる。
ストレッチは「背中・脚ストレッチ」「クロスストレッチ」(いずれも次ページ)の2つ。筋肉や腱(けん)を伸ばす働きに加え、血行を良くして新陳代謝を高め、丈夫な筋肉や骨づくりをサポートする。
立ち腕立て伏せ
壁から足二つ分離れて立つ。足を肩幅よりやや広く開いて安定させる。壁に手をつき反動をつけずにゆっくりひじを曲げ、元に戻す。壁からの距離が離れるほどきつい運動となる。手の幅を広げれば胸や腹に効き、狭くすれば二の腕の後ろ側に効く。
腕組み押し合い運動
両手をグーの形で握り、手首同士をクロスする。上の腕は下に、下の腕は上に向けて力を込めて10秒押し合う。上下を入れ替え同様に。二の腕と胸に効く。
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