もっと腹を引き締めたい人は、体のコア(体幹)の力を高めよう。人気グループのEXILEの公式トレーナーで、プロのアスリートたちも指導する、PCP代表・パーソナルトレーナーの吉田輝幸さんによるサイクルトレーニングを紹介。今回はその第3回。体の「背面」からコア(体幹)にアプローチする。
肩と背骨の動きに関わる筋肉を鍛える!
体の背面にあるコアを整えていく。肩の周りの骨格の動きにかかわる「僧帽筋(そうぼうきん)」と「広背筋(こうほいきん)」、背骨の動きにかかわる「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」など、背中の要となる筋肉をほぐし鍛えて、コア(体幹)の力を高めていく。
背面のコアが強化されてくると、姿勢が整い、腹のへこみを後ろから支えられるようになる。背面を反らす、ねじるなどの動きが多いので、腰痛がある場合は、十分に体をほぐしてから取り組もう。
コアの中でも重要な「骨盤」と「肩」の周りを、背面から鍛えよう!
ここから紹介する3のメソッドを、1から順に1セットずつ行っていこう。
1.スコーピオン 不足がちな足腰の背面を大きく動かす
脚を背面に上げて、さらに腰を回旋させることで、大殿筋をはじめ、腹部の腹斜筋と腸腰筋(ちょうようきん)、腰の深部にある腰方形筋を鍛える。「スムーズに動かせるようになれば、腹部や背中のコアがかなり鍛えられてきた証拠」(トレーナーの吉田輝幸さん)。右脚と左脚で動きに違いがあれば、動かしにくい側を重点的に。
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- 背中を伸ばすコア筋の要を鍛える