体の「前面」を動かし、コアにアプローチする
1から3までのメソッドを順に、1セットずつ行っていこう。
1.ドローイン 胸郭を大きく動かす
胸と腹を動かす呼吸法を使い、「胸郭(きょうかく)」の動きを高める。鼻から息を深く吸いながら腹と胸を大きく膨らませ、口から息を吐きながら大きく腹をへこませる。深呼吸のような動きだが、胸を大きく動かすことを意識しよう。腹部の側面をコルセットのように覆う腹横筋(ふくおうきん)の働きも高める。
2.コアフロント 前面と背面のバランスを整える
両腕のひじから先と、両足のつま先で全身を支える。全身を真っすぐ保った状態を続けることで、コアの筋肉群に働きかける。「上半身の姿勢や動きで大事なコアのスタビリティ(安定性)を獲得します」(吉田さん)。体を「伸ばす筋肉(屈筋)」「縮める筋肉(伸筋)」を刺激し、胸の上部の「大胸筋(だいきょうきん)」も合わせて鍛えられる。
- 次ページ
- フォワードランジで下肢の力を鍛える