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話題の「機能性表示食品」ってなに?

機能性表示食品の登場であなたの買い物かごの中身が変わるかも

第1回 トクホもあるのに機能性表示食品が生まれたワケ

 村山真由美、川崎敦子=フリーエディター・ライター

Q3 なぜこのような制度ができたの?

 高齢化の進行や生活習慣病の増加に伴う医療費の高騰は社会問題だ。特に、医療費の約3割を占めている生活習慣病は、食生活や運動で予防・改善できる。そのため、食品やいわゆる健康食品などを合理的に取り入れて健康長寿を実現し、できるだけ病院にかからないようにしてほしい…。こういった意図から、消費者が商品をより選びやすくなるように、制度が変えられた。

 また、この制度は、第二次安倍晋三内閣の成長戦略の一環として提案された。ヘルスケア産業の市場拡大を狙った施策でもある。

 Q1でも述べたが、これまでの法律は「医薬品か食品か」を厳密に分けて中間ゾーンをほとんど認めないものだった。しかし、中間ゾーンを認めないままだと、企業がビジネスチャンスを失うという考え方もある。取得までに莫大なお金と時間のかかるトクホは、現実的には大企業でないと申請できない。そこで、規制緩和によりトクホのハードルを下げ、中間ゾーンを広げて中小企業にもビジネスチャンスを与えたというわけだ。

 しかし同時に、中間ゾーンを認めないこれまでの法律は、誇大表示から消費者を守る意味あいが強いものだった、ということを忘れてはならないだろう。

 今後はいろいろな機能性表示食品が市場に出回ることになるため、本当に自分に必要なものかどうかを取捨選択する目を持つことが求められる。

 次回の記事(2015年4月24日公開予定)では、具体的にどのような表示が可能になるかをご紹介しよう。

■参考資料
消費者庁「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」
消費者庁「消費者の皆様へ『機能性表示食品』って何?」
日経BP社「日経ヘルス」2015年5月号

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