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話題の「機能性表示食品」ってなに?

機能性表示食品の登場であなたの買い物かごの中身が変わるかも

第1回 トクホもあるのに機能性表示食品が生まれたワケ

 村山真由美、川崎敦子=フリーエディター・ライター

Q2 トクホや栄養機能食品とはどこがどう違うの?

 これまでも、食品のなかで例外的に機能性の表示が許可されていたものがある。それは、「栄養機能食品」と「特定保健用食品(トクホ)」だ。機能性表示食品はこの2つに次ぐ第3のジャンルとなる。

 栄養機能食品は、すでに機能性や安全性などの科学的根拠が確認されているビタミン、ミネラルなどを含む食品で、国が規定する量を含んでいれば、特に届け出をしなくても機能性を表示できる。

 一方、トクホは健康の維持増進に役立つ特定の成分(例えばオリゴ糖など)を含む食品だ。企業が臨床試験を行って効果や安全性の科学的根拠を国に申請し、審査をクリアすれば国から表示が許可される。だが、審査の基準は厳しく、臨床試験に多大なコストがかかるため、表示を許可されている食品は1147品目にとどまっている(2015年4月2日現在、日本健康・栄養食品協会ホームページによる)。

 今回導入された機能性表示食品は、従来のトクホのハードルを大きく下げたものといえる。企業は、科学的根拠を含めた必要事項(関連する論文など)を国に届け出れば、審査なしに機能性を表示できる(臨床試験の実施は必須ではない)。しかも、表示の自由度は高い。あくまでも企業の責任において自主的に表示される点がトクホとは違う点だ。

 簡単にいうと、機能性表示食品はトクホに似ているが「トクホよりも手続きが簡易で、いろいろな表示ができる。しかし、国の審査を経たわけではない食品」といえる。

「体にいい」といわれる食品の比較
どんな食品か国の関与と表示想定している購入者
いわゆる健康食品法律上の定義はなく、健康の維持増進が期待できるとうたって販売されている食品国は関与していない。機能性の表示はできない特になし
栄養機能食品既に科学的根拠が認められている成分(ビタミン13種、ミネラル6種、n-3系脂肪酸)を含む食品基準量が含まれていれば、国(消費者庁)への申請や届け出をしなくても表示できる高齢化や食生活の乱れなどで、1日に必要な栄養成分をとれない人
特定保健用食品(トクホ)健康の維持増進(整腸、コレステロール調整、血圧調整、血糖調整、中性脂肪・体脂肪上昇抑制、骨の健康維持など)に役立つ特定の成分を含む食品。成分の例:オリゴ糖、ビフィズス菌、キシリトール、グァバ葉ポリフェノールなど企業は臨床試験を行い、有効性や安全性を国(消費者庁)に示し、審査を通れば機能性の表示が許可される原則健康な人(病気にかかる前の人、もしくは境界領域の人)
機能性表示食品健康の維持増進や美容効果が期待できる成分を含むもの(ただし食事摂取基準(*1)に定められた栄養素を除く)企業は臨床試験を行うか研究レビューで有効性や安全性を示し、国(消費者庁)へ届け出れば表示できる。審査はない原則健康な人(病気にかかる前の人、もしくは境界領域の人)
*1 厚生労働省が定めたエネルギーと各栄養素の摂取量の基準。健康の維持・増進、生活習慣病の予防、摂取の過不足による健康障害の予防を目的とする。

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