日経グッデイ

顔のたるみに即効!「あいうべ体操」

「あいうべ体操」で舌筋を鍛えて舌と顔のたるみをとろう!

第2回 舌はどこででも鍛えられる!

「口をぽかんと開けて無意識に行う“口呼吸”が、健康や美を損なう元凶」──そう確信する医師が、口呼吸をストップさせるメソッドを考案。そのメソッドとは、口呼吸の原因である“たれ下がった舌”を引き上げる「あいうべ体操」。今回はいよいよ「あいうべ体操」を実践してみよう!

あいうべ体操で、舌&顔のたるみをとる!

 前回の記事(「健康や美を損なう「口呼吸」を「あいうべ体操」でストップ!」)では、口呼吸が美容や健康に与える悪影響を紹介した。口呼吸の原因は「舌のたるみ」。みらいクリニックの今井一彰院長は、「舌のたるみは顔のたるみに直結する」という。だから、下あごを支える舌筋と口まわりの表情筋をストレッチして、舌とフェイスラインをぐ~んと引き上げよう。まずは上の「あ」「い」「う」「べ」の動作を1セットとし、連続して10回行ったあと、口を閉じて舌の位置を確認してほしい。舌の先が引き上がっているのが分かるはずだ。

 大げさなくらいに大きく口を動かしゆっくり行うのが効かせるコツ。お薦めは入浴時や就寝前だ。「浴室は湿度が高く口の中が乾燥しない。また就寝前に行うことで、就寝中に極端に少なくなる唾液の分泌をカバーする効果もある」(今井院長)。顔や首の血行も良くなる。

 舌先が上あごについているか、そうでないかの舌の位置は1cm差。「この1cmが顔のたるみや健康を大きく左右する」(今井院長)。さあ始めよう!

step 1 : 「あ~」と口を大きく開ける。

縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。

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step 2 : 「い~」と口を横に開ける。

ほおの筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。

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step 3 : 「う~」と口をとがらせる。

思い切り唇を前に突き出すようにする。

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step 4 : 「べ~」と舌を伸ばす。

舌の先を舌あごの先端まで伸ばすような気持ちで、舌を出す。

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「あいうべ体操」のポイント

  • 口を大きく動かすことを意識する。
  • 1つの動作(例:「あ」)を約1秒で。1セット(「あ」「い」「う」「べ」)を約4秒かけて行う。
  • 1セットを10回続けて行う。
  • 1日に3度に分けて(10回×3=計30回)行うのがお薦め。
  • お風呂や就寝前がベスト。
  • 声は出さなくてOK、少し声を出して行うとストレッチ効果がアップ。

あいうべ体操直後、下あごが持ち上がった。

さらに舌を鍛えるなら…

舌を唇と歯の間でぐるぐる回そう。

 舌先を出す角度を変えても複数の舌筋が鍛えられる。どこでもできるので、気付いたときにどんどんやろう。

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「あいうべ体操」終了60分後も、表面皮膚温度が持続。

(画像提供:今井院長)
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 29歳の女性があいうべ体操を30回行った直後と60分後のサーモグラフィーによる表面温度の測定結果。あごや鎖骨のデコルテ部分の血流改善効果が長時間持続した。


寝ているときに口が開いてしまう…

マウステーピングをして寝よう。

 「うつぶせ寝や横向きに寝ると、口が開きやすい」(今井院長)。12mm幅のテープを5cmの長さに切り、唇の真ん中に縦に貼って寝る。「あくまで対症療法であることを忘れずに」(今井院長)。

 テープはなんでもOK。サージカルテープだと、はがすとき痛みが少ない。



(写真:窪徳健作/図版:三弓素青/モデル:殿柿佳奈)

今井一彰さん
みらいクリニック(福岡市博多区) 院長
今井一彰さん 山口大学医学部卒業。2006年に開業、薬を使わずに体を治す、体の使い方を変えて薬を減らす観点で医療を行う。日本初の靴下外来を開設。日本東洋医学会認定漢方専門医。著書に『口を閉じれば病気にならない』(家の光協会)。


(出典:日経ヘルス2013年7月号)