お悩み相談(3)
A.「打点に注意し、手首を返して打ちましょう」
Check1 打点の確認
角度をつけようと高い打点を意識しすぎて、頭の真上でシャトルをとらえていませんか? スマッシュの打点はクリアーと異なり、腕を伸ばした一番高い位置ではなく、それよりも前方の顔の前あたり。まずは、打点が高すぎないかをチェックすることが大切です。
Check2 体を使ったスイング
○の写真(下・左側)のように半身の構えをとり、腹筋に力を入れながら体を前に倒していくと、角度のついたスマッシュが打ちやすくなります。しかし、×の写真(下・右側)のように体を前後に動かしただけ(腹筋を使わずに上半身を折るような動き)では体が前に出ず、角度はつきません。体全体を使って前に出るスイングを身につけましょう。
Check3 打球後の着地
体が前に出ない人に多いのが、スマッシュを打った後に右足が横に開いてしまうこと。両足が揃わないように、入れ替えて打つことを心がけてください。
本当にうれしく、楽しかった『小椋久美子杯』
少し前の話になりますが、8月30~31日に私の地元・三重県で『小椋久美子杯』を開催しました。自分の名前が大会名になるのは少し恥ずかしいですが、600人以上の小・中学生が参加。多くの方々のご協力を得て、無事に終えることができました。
この大会は三重県のスポーツ強化の一環であり、また、同県のスポーツをもっとPRしようという目的でスタート。故郷出身のスポーツ選手として私も力になればと思いましたが、私と会って頑張ろうと思ってくれた子どもたちも多くいたようで、それがすごくうれしかったですね。第一線を離れてから時間は経ちましたが、まだ目標とされる存在であることにも驚きました。
大会では小さい子どもたちのプレーを見て「みんな、うまいな~」と感心しきり。私が小学生のころに比べて、みんなうまいですよね。負けて悔し泣きしている子がいたり、私が試合を観戦していると張りきってプレーする子がいたりと、いろいろな場面を見られて本当に楽しかったです。
全力でプレーする姿からエネルギーをもらいましたし、一生懸命に頑張る姿が輝いていることにあらためて気づけたことも、貴重な経験になりました。
(写真:BBM、取材・文:佐々木和紀、協力:三上亜希[旧姓・赤尾])

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