世界で戦える自信をつかんだアジア大会
9月には、4年に一度のアジア大会が開催されます。私は2006年のドーハ大会に出場し、団体で銀メダル、個人では銅メダルを獲得できました。このときは12月に行なわれたのですが、全日本総合、日本リーグ、アジア大会と立て続けに試合があったため、アジア大会に向けて気持ちをつくって参戦したというわけではありませんでした。
でも、いま思えばそれが好結果につながったのかもしれません。というのも、同じ年にユーバー杯が日本で開催されたのですが、このときは準備もしっかりできていたので「勝ってメダルを!」というプレッシャーがものすごく大きかったんです。それが裏目に出てしまい、悔しい結果になりました。
もちろんアジア大会でも上位をねらっていたのですが、タイトな日程だったこともあり、あれこれ考えずに臨めたのがよかったと思います。
団体戦では準決勝の韓国戦で、ほとんど組んだことのない末綱(聡子)さんとのペアで勝つことができたり、個人戦では、いままで勝ったことのない相手に連勝して銅メダルを獲ったりと、好成績を残せました。
個人でのメダル獲得が大きな自信となり、そのあとの海外トーナメントでも“れいちゃん”(潮田玲子選手)とのダブルスで結果を出せるようになりました。私にとってのアジア大会は、世界で戦えるきっかけをつかんだ思い出深い大会なのです。
(写真:BBM、取材・文:佐々木和紀、協力:三上亜希[旧姓・赤尾])

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