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バドミントンを楽しく学んでうまくなる! 小椋久美子の基本レッスン

ヘアピンの基本レッスン

第7回 頭を下げず、胸を張ることを心がける

 バドミントン・マガジン(ベースボール・マガジン社)

Off Court Column ダブルスとシングルスではヘアピンの質が異なる

 私はヘアピンが決して得意ではありませんでしたが、ダブルスだとスピンを打つなどの技術的なことよりも、速いタッチで浮かせないことが最優先なので、なんとか世界でも通用していました。

 でも、海外の選手はヘアピンがうまくて、とくにインドネシア選手などは試合中でもネットインをねらってきますし、つねにラケットを立ててシャトルの下に入って攻撃してきました。これは案外こわくて、相手はネットの白帯より下で打っているにもかかわらず、こちらが攻撃されているような印象を受けるんです。ラリーの主導権を握っているはずなのに、ラケットの構え方で足を止められたりすることもありました。

 ダブルスのネットは、いわば陣取り合戦のようなもので、いかにヘアピンを浮かさずに素早くポジションを奪うかが勝負のカギになります。とくに男子ダブルスは「ネット前を制する者が試合を制す」といわれていますから、スマッシュやドライブなどのスピード戦だけではなく、ネットに入る判断力とタッチの速さが求められます。逆にシングルスは、スピードはゆっくりでも駆け引きの勝負。相手にネットから下で打たせるために、スピンやフェイントなどの技術がより必要になります。

 今回のテーマはヘアピンでしたが、ダブルスとシングルスではヘアピンの質が異なることを覚えておきましょう。ヘアピンが苦手でも“ダブルスのネット前なら強さを発揮できる”という人もいるかもしれませんよ。

(写真:BBM、取材・文:佐々木和紀、協力:三上亜希[旧姓・赤尾])

小椋久美子(おぐら くみこ)さん
小椋久美子(おぐら くみこ)さん バドミントン元五輪代表。スポーツインストラクター。四天王寺高を卒業後、三洋電機に入社し、02年全日本総合シングルス優勝。その後は潮田玲子とのペアで全日本総合5連覇、07年世界選手権銅メダル、08年北京五輪8強などの好成績を残した。10年に現役を引退。現在はジュニアを中心としたバドミントンの普及活動を行なっている。
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『B.B.MOOK1198 バドミントン 小椋久美子のレベルアップNAVI』
B5判・108ページ、1148円+税 発行/ベースボール・マガジン社

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この記事は、ベースボール・マガジン社「バドミントン・マガジン」からの転載です。

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