ケース・バイ・ケース 2
後衛が攻める場合、前衛が後ろへ下がると察知したらスピードを上げ、ドライブを打ちにいきます。打点が低くなると攻撃に転じるのが難しくなるので、上から打つイメージを持ちましょう。1球目のコースはストレートでかまいません。相手が崩れていたり、レシーブの構えなら、そのまま前に詰めて2球目も攻撃的なショットで続けてください。
私はいま、子どもたちを対象とした講習会を中心に、さまざまな年代の方と一緒にバドミントンをしています。子どもたちが楽しむ姿を見てもうれしいのですが、最近はシニアの方々がバドミントンを本当に楽しんでいる光景を目にする機会が多くなり、バドミントンが“生涯スポーツ”として愛されていることを強く感じます。選手時代はなかなか周りが見えなかったのですが、一歩離れた視点で接することで、バドミントンの魅力を再確認することができました。
講習会を重ねるなかで思ったのが、受講者の方に質問をしてもらえると私自身にも“ため”になるということ。私も未熟なので、質問に対してすぐには答えられないこともあります。そんなとき、いろいろ説明しているうちに受講者の方も一緒に考えてくれるので、その場が勉強会みたいになるんですね。皆さん温かい人ばかりなので、そうやって私も学びながら講習会を行なえるのはうれしいです。あとは、トーク技術がまだまだなので(苦笑)、他のスポーツ選手のお話を聞いて勉強し、もう少しおもしろくできるように頑張りたいと思います!
(写真:BBM、取材・文:佐々木和紀)
