ランニング力をアップさせるトレーニング方法
第6回 読者ランナーの疑問と悩みに、アディダスランニングアドバイザーが答える
一方、持久力を高めるためには、「心肺機能」を向上させることが大切です。そのためには、「ペース走」という練習方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。これは、一定の距離を一定のスピードで走り続けるもので、初心者であれば、1kmを6~7分くらいのペースで、3~5kmを走ります。慣れてきたらペースを少しずつ上げたり、距離を伸ばしたりしていきます。
ここでご紹介した練習法が、どうしても時間的な制約でできないという人は、練習するコースに坂道を取り入れた「起伏走」がお勧めです。「登り坂」ではペースを上げ、「下り坂」ではゆっくり降りてリカバーするという方法です。効果的に筋肉を鍛えることができ、スピードとスタミナのアップを共に実現できます。
安喰コーチが教えてくれたメソッドは、日常の中でも、ちょっとした時間を見つけて取り組めるもの。早速、「肩甲骨」と「股関節」の柔軟性を高めることを意識して取り組んでみましょう!
次回は、「ランニングフォームを見直す方法」をご紹介します。ぜひご覧ください。
(取材・文:松尾直俊、撮影:村田わかな、撮影協力:アディダスジャパン)
Harriers代表 アディダス ランニングアドバイザー
